会席料理の技が紡ぐ里山の癒し膳 淡河町の古民家カフェ『ごはんやさんキモリ』 神戸市
神戸市北区淡河町。三木市と三田市を結ぶ県道「三木三田線」から細い田んぼ道へと入り、緩やかな坂道を登った先に、古民家カフェ『ごはんやさん キモリ』があります。
里山の景色に溶け込むように佇む建物は、長年、祖父母が使っていた納屋と蔵を6年前に改装して新たに生まれました。スイスや東京の会席料理店で腕を磨いた職人とその奥様が、二人三脚で営んでいます。
店内はコンクリートの壁で無骨さを感じさせつつも、たっぷりと差し込む太陽の光が木のぬくもりやさりげなく飾られた植物を柔らかく照らし、安らぎを醸し出しています。
ときに西日が少し差し込むこともありますが、お店に入った瞬間から穏やかな優しい空気に包まれ、心ほぐれる空間です。
小高い丘の上に建つ古民家でいただくのは、心がほっこりするような「キモリ御膳」。会席仕込の技が光るお料理は、季節ごとに献立が変わり、旬の風味を少しずつ味わえる贅沢なランチです。
12月(師走)の献立は、青菜煮浸しや豆乳胡麻豆腐、干し柿 丸十白和え、卯の花、織部玉子寄せ、蒸し鶏おろしポン酢、河豚唐揚げ、白ご飯、蕪のすり流しと、見た目も味わいも豊かな品々が揃います。
ひとつのお膳に並べられた繊細なお料理の数々は、懐かしくも新鮮な和の味覚。会席の技が深く染み込み、心と身体をあたたかく満たします。
プチデザートの「抹茶ババロア 黒蜜」は、食事の締めくくりに滑らかな舌触りと優しい甘さでホッと一息つかせてくれます。
窓の向こうには季節の彩りが広がり、ゆったりとした気分でいただけるランチタイムを演出。メニューは「キモリ御膳」のほか、「キモリ天丼」や「キッズランチ」があり、追加オーダーのスイーツや豊富な種類のドリンクメニューが用意されています。
店名の「キモリ」は、ご夫婦の名字を組み合わせて表現した当て字。スイスの料亭で出会ったお二人が、家族の成長と運命の流れにのり、奥様の故郷に戻って開いたのが「ごはんやさん キモリ」です。
日向ぼっこをしているようなぬくもりと優しさに満ちたこのカフェは、自分を労るために訪れる特別な場所に選ぶ人もいる癒しの場所です。
カウンター席もあるため、一人でも気軽に利用しやすく、ゆっくりとした時間が過ごせます。日常を離れて心を整えたくなったらまた、四季折々の素材が味わえる「キモリ御膳」で心満たされたいです。
※限られた人数で対応しているため、提供できるお食事の数にも限りがあります。お料理のお取り置きも可能ですので、ご予約もご検討ください。
※年末は12月22日まで。年始は1月9日より営業を再開。
場所
ごはんやさんキモリ
(神戸市北区淡河町萩原696)
営業時間
水曜~金曜日 11:00~15:30(L.O.14:00)
土曜日、日曜日 11:00~16:30(L.O.15:00 ※カフェL.O.16:00)
※混雑時 90分制
定休日
月曜日、火曜日
※不定休あり
駐車場
有
年末年始
年末は12月22日まで、年始は1月9日より営業を再開
備考
キモリ膳の毎月の献立内容は、公式Instagramで発表されます。
※定休日などの関係で、月替りが前後することがあります。