越後謙信SAKEまつりの20回記念酒「総がかり」発売 10月18、19日の祭り本番を盛り上げ
新潟県上越地域の地酒と食を味わう「第20回越後・謙信SAKEまつり」(同実行委員会主催)が、2025年10月18、19日に上越市の高田本町商店街で開催される。2006年から始まった同イベントは今年が20回目の記念の年に当たり、2日、上越市と妙高市の14蔵元の酒をブレンドした記念酒「総がかり」が発売された。
《画像:発売されたSAKEまつり20回記念酒「総がかり・義」(左)と「総がかり・龍」》
総がかりの発売はコロナ禍の酒販店支援で販売した2021年、2022年に続いて3回目で、今回は上杉謙信を象徴する漢字を使った「義」と「龍」の2種類がある。県酒造組合高田支部の14蔵元の代表銘柄をブレンドしたもので、組み合わせは異なる。
義はフルーティーな吟醸香があり、甘みと酸味の調和した軽快な口当たりで、前菜や魚料理に合わせるのがおすすめ。龍はコクとうまみの余韻が残る味わいで、鍋料理や肉料理に合わせると良いという。醸造担当の千代の光酒造(妙高市)の池田剣一郎社長は「組み合わせは1週間くらい悩み、それぞれの蔵の個性を壊さないようにした」と話した。
《画像:記念酒をPRする池田社長(左)と竹田成典実行委員長》
720mlで2200円。各1000本の限定販売で、上越市と妙高市の酒販店で販売している。販売店舗などの問い合わせは千代の光酒造(0255-72-2814( tel:0255722814 ))。
毎年人気の限定酒「車懸」は会場で
県酒造組合高田支部の蔵元が持ち回りで醸造し、毎年人気の祭り限定酒の「車懸(くるまがかり)」は、18、19日に祭り会場で販売する。今年は上越酒造(上越市飯田)が初めて担当した。新潟県産の酒米、五百万石を使った無濾過(ろか)の酒で、同社の川崎和彦社長は「キレがあり、米の風味も感じられる味わいになった」と語る。720mlで2200円で、1000本の限定販売。
《画像:上越酒造が醸造した祭り限定酒「車懸」》
10月12日午後5〜8時には、一足早く車懸と総がかりの両方が味わえる、SAKEまつりプレイベント「ナイトバル139」が同市本町3の「高田まちかど交流館」で開かれる。問い合わせは同支部(025-522-2144( tel:0255222144 ))、インスタグラム( https://www.instagram.com/bar139_takada/ )。
今年は30蔵元が参加
18、19日のSAKEまつりは、本町3、4、5の商店街の通りを歩行者天国にし、上越市と妙高市の15蔵元をはじめ、糸魚川市、佐渡市、小千谷市、弥彦村、長野県、福島県からのゲスト蔵、ワインや果実酒も合わせ計26蔵元の試飲ブースが並ぶ。試飲代は専用のおちょこが付いて3000円、2日通しは4000円となる。クラフトビールやクラフトジンの販売もあり、参加数は30蔵元となる。また「元服祝い」として、2019年10月21日から当日までに20歳を迎えた人は、試飲代が1日1000円に割り引きされる。
つまみなどのフード類は、本町商店街の各店の店舗前ブースも含め83ブースが並ぶ。
《画像:約3万人が来場した昨年のSAKEまつり》
竹田成典実行委員長は「総ががりは(蔵元)全体のレベルが上がっているので、ぜひ買ってお飲みいただけるとありがたい。(SAKEまつりは)20周年、20歳でやっと大人になったかなというところ。イベント内容はバージョンアップしゲスト蔵も増えているので、いろんなお酒を楽しんでほしい」とPRした。
▽第20回越後・謙信SAKEまつりパンフレット( https://cdn.blog.st-hatena.com/files/4207112889963685954/6802888565270489829 )
越後・謙信SAKEまつり - 新潟県上越市で開催される上越のお酒とグルメが大集合するイベントです。( https://www.kenshinsake.com/ )