ニデック、Skydioの自律飛行ドローン「Skydio X10」にモータが採用
Skydio Inc.(以下、Skydio)が発売した自律飛行ドローン「Skydio X10」の推進用、ジンバルカメラ制御用にニデック株式会社(以下、ニデック)のモータが採用されたと発表
「Skydio X10」は、機体に搭載された6つのナビゲーションカメラで周囲の状況を常時認識し、全周囲の障害物を自動で回避できる自律飛行ドローンの最新機種だ。
メインプロセッサに NVIDIA Jetson Orin SoCを搭載し、従来機種10倍以上のコンピューティング処理性能を実現したほか、ジンバルカメラ、サーマルカメラ、IP55 の防塵防水等多彩な機能を備えており、インフラ設備の点検や建設現場における巡回業務等への採用が見込まれている。
「Skydio X10」に採用された同社のモータはそれぞれ推進用、ジンバルカメラ角度調整用モータであり、それぞれ以下の特長がある。
推進用(4台搭載)
高占積巻線技術やマグネットの形状を最適化し磁束を最大限活用する設計を採用し高効率・低重量を達成。過酷な環境下を想定した設計で堅牢性を担保。航空宇宙産業向け規格(AS9100)に準拠した開発体制と品質管理対応。
ジンバルカメラ用(撮影用カメラにパン・チルト・ロール用途それぞれ 1台ずつ、計3台搭載)
同出力帯のジンバル用モータ比50%のコギングトルク低減を達成し、スムーズな角度調整に貢献。
同社は今後も、ドローン用モータを含め、様々中心とした製品を通じて社会課題の解決に貢献していくとしている。
ニデック