【震災被害の早期復興へ】北陸地方整備局の新局長が就任会見、「極めて重要な使命だと考えている」
7月1日付で新局長に就任した髙松諭氏
国土交通省の地方支分部局である北陸地方整備局の局長に7月1日付けで就任した髙松諭(さとし)氏は7月8日、新潟市中央区にある新潟美咲合同庁舎において就任記者会見を開き、意気込みや今後の抱負などを語った。
新局長に就任した髙松氏は、富山県出身で1968年生まれの56歳。早稲田大学大学院(建設工学専攻)を修了後、1993年4月に建設省(現国土交通省)へ入庁。その後、2002年に国土交通省 中部地方整備局に入庁し、2020年には、国土交通省大臣官房付を務めた。
そして、前職の国土交通省の国道・技術課長を経て、北陸地方整備局の局長に就任した。
記者会見で局長に就任した髙松氏は冒頭、「先週の2日で能登半島地震から半年が経過したが、いまだに不自由な生活をしている人が多くいる。このような状況に対し、県や市町村と連携し、しっかりと取り組んでいかなければいけないと思っている」と話した。
さらに、「(災害が発生した時などに)住民の皆様が安全安心に暮らしていくという事が極めて重要な使命だと考えている。特に近年は、災害が激甚化こともあり、災害リスクを前提とした危機対策の強化、災害にも強い交通ネットワークなどの整備に努めていきたいと思っている。また、こうした災害に対して、各現場で復旧、復興に取り組んで頂ける建設業をはじめとした皆様も非常に大切なパートナーだと考えている」と言及した。
また、髙松氏は新潟県の印象について、「家族と一緒に車に乗って引っ越してきた時に、渋滞が非常に多いという印象があった。一方、私は食べることが好きなので、美味しい食べ物の店にさっと入って、さっと食べれるというのは非常に良いと思う。今後は時間がある限り、家族で美味しいものを探しに行きたいと思っている」と語っていた。