北海道日本ハムファイターズ2025年新加入選手と退団選手 9年ぶりパ制覇へFA福谷浩司、吉田賢吾ら補強
台湾MVP右腕も新助っ人として加入
2年連続の最下位から2024年は75勝60敗8分けで2位と大躍進を遂げた日本ハム。新庄剛志監督が勝負の年と位置付けたシーズンで見事6年ぶりとなるAクラス入りを果たした。
2016年以来となるリーグ優勝を目指す2025年に向け、このオフも中日からFA権を行使していた福谷浩司を獲得するなど順調に補強を進めている。新加入選手は以下の通り。
【FA】
福谷浩司投手(34)中日
【外国人】
古林睿煬投手(24)台湾・統一
【現役ドラフト】
吉田賢吾内野手(24)ソフトバンク
【他球団戦力外・自由契約】
清宮虎多朗投手(24)楽天 ※育成契約
【ドラフト】
1位:柴田獅子投手(18)福岡大大濠高
2位:藤田琉生投手(18)東海大相模高
3位:浅利太門投手(22)明治大
4位:清水大暉投手(18)前橋商業高
5位:山縣秀内野手(22)早稲田大
6位:山城航太郎投手(22)法政大
育成1位:川勝空人投手(17)生光学園高
育成2位:澁谷純希投手(18)帯広農業高
伏見寅威、山﨑福也に続いて3年連続でのFA補強となった福谷は、中日での12年間で通算278試合に登板して、27勝33敗38セーブ54ホールドをマークするなど、先発、中継ぎの両方で実績を残してきた。経験豊富なベテラン右腕の加入により、昨季リーグ3位のチーム防御率2.94をマークした投手陣はさらに層が厚くなった。
現役ドラフトでは前年の水谷瞬に続きソフトバンクから吉田賢吾を獲得した。昨季は二軍で79試合に出場し、打率.303、3本塁打、33打点をマーク。一軍でも待望のプロ初安打、初打点を記録した。交流戦MVPを獲得するなど大ブレイクした水谷のように、移籍を機に飛躍なるか注目だ。
また、台湾球界のエース・古林睿煬(グーリン・ルェヤン)が新助っ人として加入。昨季は台湾リーグで21試合に登板、10勝2敗、防御率1.66の成績で最優秀防御率のタイトルを獲得し、MVPにも輝いた。「火球男」の異名を持つ最速157キロ右腕は、先発ローテーションの一角として期待される。
支配下での新加入は以上の3人に加えてドラフトで獲得した新人6人と、新庄監督就任後では補強の少ないオフとなった。これまでの3年間ともに戦ってきた選手たちを中心に、悲願のリーグ優勝へ突き進む。
鍵谷陽平、加藤豪将らが現役引退
一方、退団選手は以下の通りとなっている。
【外国人】
ブライアン・ロドリゲス投手(33)
パトリック・マーフィー投手(29)
【現役ドラフト】
田中瑛斗投手(25)巨人
鈴木健矢投手(27)巨人
【引退】
鍵谷陽平投手(34)日本ハム編成スタッフ
加藤豪将内野手(33)ブルージェイズ球団スタッフ
【戦力外】
黒木優太投手(30)西武※育成契約
齊藤伸治投手(26)高知ファイティングドッグス
柿木蓮投手(24)現役引退
福田光輝内野手(27)
江越大賀外野手(31)阪神アカデミーコーチ
阿部和広外野手(21)現役引退
【関連記事】
・【日本ハム】春季キャンプメンバー 4年目の達孝太、現ドラで加入の吉田賢吾ら40人が一軍スタート
・日本ハムの2025「年男」は現ドラコンビに注目 昨季大活躍の水谷瞬にブレイク候補筆頭の吉田賢吾
・千葉ロッテマリーンズ2025年新加入選手と退団選手 佐々木朗希流出もFA石川柊太の獲得成功
記事:SPAIA編集部