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全国高校剣道選抜大会県予選 男子団体 激戦の末、大分鶴崎が全国切符をつかむ 【大分県】

オー!エス!OITA

写真/オー!エス!OITA SPORTS

第22回全国高校剣道選抜大会大分県予選 男子団体

1月26日 クラサス武道スポーツセンター武道場

(決勝リーグ)

大分鶴崎2勝1敗(0-3明豊、3-2杵築、4-0東九州龍谷)

 

 全国高校剣道選抜大会の県予選男子団体で準優勝した大分鶴崎が、全国高校剣道選抜大会への出場権をつかんだ。同大会の代表枠は、昨年8月の全国高校総体で明豊が準優勝したことにより2枠に拡大。し烈な戦いの末、大分鶴崎がその1枠を手にした。

 

 予選トーナメントではシード校として2回戦から登場。中津東、大分工をいずれも5-0と圧倒し、危なげなく決勝リーグ進出を決めた。しかし決勝リーグ初戦では明豊に0-3で敗戦。続く杵築戦も中堅戦終了時点で1-2と追い詰められる厳しい展開に。だがこの崖っぷちの状況から、副将でキャプテンの浜田龍聖(2年)と大将の松本歩己(同)が連勝し、3-2で見事に逆転勝利を収めた。最終戦では東九州龍谷に4-0で快勝し、1勝で並んでいた杵築が明豊に敗れたことで準優勝が確定した。

 

勝負強さを見せた浜田龍聖

 

 浜田は激戦を振り返り、「絶対に自分が一本を取って、大将の松本につなぐという強い気持ちで臨んだ。チーム全員で難しい展開を乗り越え、勝ち切ることができた」と振り返る。姫野翔監督は「当たって砕ける覚悟で挑んだ。杵築の上段対策は準備をしていたが、不十分な部分があった。一瞬の隙を突かれた場面はこれからの課題」と冷静に分析した。一方、次鋒戦でポイントを奪った立花光(1年)の成長を高く評価し、チームの生命線である副将・大将の安定感には手応えを見せた。

 

 「全国では体力的、精神的な強さ、そして勝負どころで負けない集中力が必要。最後まで攻め続ける姿勢を貫けるよう、稽古に励みたい」と、姫野監督は意気込みを語る。浜田も「全国大会には出場できるが、明豊にはチームとしても個人としても敗戦を喫した。その試合で打たれた反省や原因をしっかり分析し、全国選抜では日本一を目指して、チーム全員で頑張りたいと思う」と抱負を語った。大分鶴崎は2月に沖縄で開催される九州高校選抜剣道大会にも出場が決定している。姫野監督は「2月の大会を勝ち抜くことで自信を深め、本番となる3月の全国高校剣道選抜大会では上位進出を目指す」と力強く語った。

 

全国高校選抜大会への出場を決めた

 

 

(富田充)

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