春の時代絵巻 華やかに 20日の越前行列に馬が登場
越前行列&パレード
大岡越前祭を華やかに彩るのは、約1000人が参加する20日のビッグパレード(午後1時に茅ヶ崎小学校で出発式)だ。江戸時代の大名行列になぞらえた越前行列では参加者が和装に身を包み、通りを練り歩く。今回は忠相公役が馬にまたがり行進する。行列に馬が登場するのは2019年以来、6年ぶり。
登場する馬は御殿場カルチャーファーム(静岡県)に所属する「蓮華(レンゲ)ちゃん」。22歳の牝馬だ。小田原の北條五代祭りにも参加した実績があるが、同祭への参加は初めて。
コロナによる3年間の中止を経て、2023年に復活した同祭だが、実行委員会には馬による行列を望む声が多く寄せられていたという。
忠相公役に小菅麻里菜さん
越前行列で忠相公役を務めるのが、茅ヶ崎商工会議所青年部2025年度会長の小菅麻里菜さん(38)だ。
女性が馬にまたがって忠相公役を務めるのは市議会議長として参加した第50回開催の山下孝子さん以来2人目。忠相公役は本来、市長、議長、商工会議所会頭が順番に務めるのが慣習だが、70回の記念開催とあって特別に小菅さんに出番が回ってきたという。小菅さんは「大役をいただいた。新年度の皮切りとして茅ヶ崎を一層盛り上げたい」と意気込んでいる。