【部下たちに飲食代を払わせる】新潟市消防局、パワハラを行った40代職員を懲戒処分
新潟市消防局
新潟市消防局は9月3日、部下に対するパワーハラスメントがあったとして、南消防署の消防司令補(40歳代)を懲戒処分にした。処分の内容は、減給10分の1、2カ月。
新潟市消防局によると、処分を受けた職員は、食事へ行った際の飲食代を、何度も部下に支払わせていたという。飲食代を支払わされた職員は複数人おり、金額は合計約3万円にのぼる。
被害を受けた部下が別の上司へ相談し、発覚。新潟市消防局はこの行為をパワハラとし、当該の職員を懲戒処分とした。また管理監督責任として、所属長を行政上の措置である「訓告」としたほか、課長級職員と主幹級職員を「局長の文書注意」とした。
なお処分を受けた職員は、部下への謝罪と、支払わせた分の代金の返上を行ったという。
今回の処分について消防局長は「当該職員の行為は、市民の安心安全を守る消防職員としてあるまじき行為であり、誠に遺憾であります。今後は、ハラスメント防止対策の強化を含め、一層の綱紀粛正と服務規律の徹底を図り、職員一同、信頼回復に努めてまいります」とコメントを発表している。