【全日本大学駅伝】帝京大学・中野孝行監督 2区区間4位の山中博生に「さすが4年生、さすがキャプテンという働き」~レース後インタビュー
――シード権を獲得について。
「立教大学と競る格好で、立教大学は箱根駅伝の予選会でかなり身体を使ってきているのに負けたということは立教大学が強かったということもあるが、うちが弱かったということです。弱いところを発見し、これからまた鍛える理由がついたのでギリギリ8位だったが来年に向けてプラスになったかなと思う」
――プラスの材料というと。
「出雲駅伝の時と同様今回もデコボコだった。2区の山中(博生、4年)は、さすが4年生、さすがキャプテンという働きをしてくれた。区間4位だったが、(他校の)主力選手とそこまで変わらない。5000mはまだ14分26秒の記録だが、長い距離も走れるのに加え、短い距離も今日13分50秒くらいで走れるので、記録を出さないのではなく持っていないだけなのでこれからまたチャンスがあれば上げていきたい。箱根駅伝でシード権以上の順位を獲っていきたいですし、上で戦えるようなチーム構成にしたり選手層をもう少し厚くしてきたい」
―7区、8区は非常に手応えのあるレースをしてくれたのでは。
「7区の福田(翔、4年)は去年1区で9番だった。出雲駅伝では前半に起用したかったものの、彼がひとりでも走れるかを見極めたくてアンカーで使い、そこで走れることが分かったので今回7区に福田を置くことができた。8区の小林(大晟、4年)は2年から駅伝では主力だったので最後4年生として締めてくれると思い、最後競い負けはしたが、攻めて行ってくれたということで無抵抗で負けたわけではなく今後につながるかと思う」
――箱根駅伝に向けて残り2ヶ月、どのような強化をしていくか。
「学生は中学生や高校生と同様に文化祭や運動会などのイベントを行うことによってすごく成長する。大会というのは練習以上に効果のある練習だと思う。今回良いところと悪いところが分かったので、これから穴を埋めるトレーニングをして良いところはどんどん伸ばしていき、文化放送で名前を呼ばれるようにしたい」