くいだおれ太郎でおなじみ!「中座くいだおれビル」が2025年春にパワーアップしてリニューアルオープン
くいだおれ太郎でおなじみの「中座くいだおれビル」が、2025年春にリニューアルオープンします。2024年10月9日(水)に行われた概要発表会見にはくいだおれ太郎も登場! リニューアルの背景や施設のコンセプト、フロア構成などについて明かされました。
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2025年春のオープンに期待!くいだおれ太郎がメッセージ!リニューアルの3つのポイントとは!?アロハミュージックにのって太郎はバカンスへ!
2025年春のオープンに期待!
大阪を代表する観光エリア、なんばの名物ビルのリニューアルとあって、会見には多くの報道陣が詰めかけました。
会見では、まず出席者の野村不動産投資顧問株式会社 執行役員 NMF運用グループ 統括部⻑ 増子裕之氏、野村不動産コマース株式会社 常務取締役 宮本淳司氏が紹介されます。増子氏はくいだおれビルが、食、文化、エンタテインメントが融合する道頓堀の一等地にあることに触れ、その歴史について江戸時代の芝居小屋まで遡ることにも言及。「訪れる方々に食やエンタメをこれまで以上に楽しんでもらうのみならず、継承すべき時代の変遷や文化、特色を感じられる施設を目指す」とアピール。2025年春のオープンについて「期待してお待ちいただければ」と力を込めました。
くいだおれ太郎がメッセージ!
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ここで「くいだおれ太郎」が会見上へ登場。集まった取材神に「よろしゅうおたの申します」、「張り切ってご説明いたしますねん」とフキダシで伝えました。
続いては宮本氏による概要説明です。2025年には4,000万人を超えると言われているインバウンドについて触れると、最高のタイミングでオープンできると話し、今回のプロジェクト名が「道頓堀EE+NA(ええな)プロジェクト」であることを発表。「Eat=食の強化」、「Enjoy=エンタメの強化」、「+Nakaza=承継と新しい取り組み」をコンセプトに、お腹もココロも満たす“フードエンターテインメントビル”を目指すと宣言しました。
リニューアルの3つのポイントとは!?
続いて宮本氏はリニューアルのポイントとして、まず外装に言及。外壁に約6mというサイズの「くいだおれ太郎」の立体造形看板をかかげることを明かすと、身長に換算すると約10m、ビル3階に相当する大きさであることも発表。さらにネオン管を思わせる電飾など「くいだおれ太郎」の世界観を大胆に表現していること、LEDビジョンも充実させることを説明しました。
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2つめのポイントは共有スペース。1階の「くいだおれ太郎WORLD」では、天井や壁面に太郎のイメージカラーを盛り込み、太郎の世界観を演出。2階の「芝右衛門狸物語」が、ネオンで表現された鳥居、参道をイメージした石畳のタイルなど、「道頓堀のお狸様」にお参りできる新たなパワースポットであることを話すと、「道頓堀のお狸様」についても説明しました。さらに新たなエンターテインメントを盛り上げるテナントが出店することについても言及。こちらについては後日詳細が発表されると伝えられました。
3階の「中座散策の小路」は、一休みできる休憩スペースで、「芝居小屋」の擬似体験も。そして3つめのポイントとして挙げたのがテナント。新たに15のテナントが出店することを明かすと、大阪らしさを感じさせる新たなテナントや、人気の既存店などを紹介。さらに新業態テナントの出店が予定されていることもアピールしました。
フォトセッションでは再び太郎が登場。リニューアルを前にした気持ちを尋ねられると「わても復帰が楽しみでおます」。リニューアルしたら見てほしいところとしては「ぜんぶ」とコメントし、最後に「みなさんのお越しをお待ちしておりまっせ!」とアピールしました。
アロハミュージックにのって太郎はバカンスへ!
質疑応答では、太郎についての質問も。今回登場する立体看板については、太郎が太鼓を叩くような仕掛けになっていることを明かすと、来春のオープンまでバカンスに出かけるという太郎について「開業のときには必ず戻ってきてもらえると信じている」と話しました。
ここでアロハミュージックにのって太郎が再登場。「来春リニューオープン」とかかれたスーツケースを片手に「わてはちょっとバカンスへ…」、「ほなおおきに」とメッセージをアピールします。
これまで以上に魅力的で、より道頓堀らしさをパワーアップさせた「中座くいだおれビル」のオープンは2025年春の予定。今からオープンが楽しみですね!
\from Writer/
会見後の囲み取材では、改めてビルが地上6階、地下1階であること、新規店舗数が15店舗で既存店を含めて計20店舗になること、万博開催前にオープンする予定であることなどを明言。増子氏は、ビルがオープンすることで地域経済が活性化し、エリアが盛り上がっていくことにもつながると思うと話し、宮本氏も今後5年、10年を考えてのリニューアルであり、エリア全体が発展する起爆剤となるようと話しました。さらに太郎の立体看板については、最初はもっと大きなサイズで考えていたと話し、役所に相談したところ大き過ぎてダメだということで今のサイズになったことも明かされました。
中座くいだおれビル
住所:大阪市中央区道頓堀1-7-21
写真・文/國友 敬