ここまでこだわる!?サラダの常識が変わるお店 西宮の『casual dining ta.』 西宮市
夙川駅から徒歩約1分。静かな街角に佇む『casual dining ta.(カジュアル ダイニング ター)』(西宮市)は、「サラダが主役になる」と話題のレストラン。圧倒的な野菜の力を土づくりから調理、盛り付けに至るまで徹底的に引き出し、五感を整える一皿に仕上げています。
看板メニューの「主役サラダ」にはお店のこだわりが詰まっています。まず、野菜に触れる前には氷水で手を冷やして温度差によるダメージを減らし、備長炭と竹炭でろ過させた最適温度の水で野菜を引き締め。葉野菜はすべて繊維や形に沿って丁寧に手でちぎることで、野菜にストレスを与えず素材の個性を引き出しているのだそう。根菜は皮ごと焼き野菜にされ、品種により厚みと食感を計算してカットするなど、一つひとつ丁寧に仕立てられています。
手間を惜しまない調理をほどこした生野菜、温野菜、食べられる花のコンビネーションが奏でるハーモニーは、味覚だけでなく視覚にも響きます。まさに主役サラダです。
この技術は店主の名前をとり「Takami Style Salad」として確立され、国内外の企業や芸能人からの注目も集め、指導・監修をされています。「真似できない、積み重ねた技術の結晶です」と語る、店主の高見さん。使用する野菜は、すべて自家農園で育てた農薬不使用野菜。土壌改良から肥料に至るまで手間を惜しまず、丁寧に向き合っています。
農業は本当に手がかかる。でも、同じにんじんでも育つ環境で中身はまったく違う。だからこそ、食べものの価値をもっと知ってもらいたいと高見さんの言葉には、深い実感が込められています。記者自身も、野菜の力に支えられた経験があるので、食の重要性を強く共感しました。
今回はその主役である人気メニュー「デトックスサラダランチ」を頂きました。カレーとドリンクフリーがセットになっており、着色料・保存料不使用のドレッシング、トッピングにはなつめやナッツ類などを好きなだけ追加できるのも魅力です。砂糖不使用のスムージーは素材が生きた店でしか味わない奥深い味でした。女性からの人気もうなずけます。
このサラダを詰め込んだテイクアウト専用「サラダBOX」も大人気で、累計5万食以上を販売。
なお、同店ではサラダ以外にも、兵庫県の地域ブランド「五つ星ひょうご」に選定された自家製トマト加工品3品(トマトジャム、ジェノベーゼ、ヤムヤムソース)を販売。店頭で出会えたらラッキー。半年~1年待ちの人気商品なので要予約です。
体に入れるものすべてが、自分をつくる。そんなメッセージが、一皿のサラダからしっかりと伝わってきます。 店内では、自家農園の野菜も購入でき、自宅でも楽しむことができます。私はオリーブオイル、バルサミコ酢、レモン、塩でシンプルにいただきました。忙しい毎日だからこそ、野菜のチカラで、体と心をそっと整えてみませんか?
場所
casual dining ta. (カジュアル ダイニング ター)
(西宮市相生町3-33 パルパローレ夙川 1F)
営業時間
ランチ 11:00~14:30(L.O.14:00)
ディナー 18:00~21:30(フードL.O.21:00、ドリンクL.O.21:00)
定休日
不定休あり。お店にお問い合わせください
駐車場
なし