360度キュンとする、本気の恋ってなんだろう 「恋を知らない僕たちは」試写会レビュー
累計発行部数120万部超え、「虹色デイズ」や「アオハル荘へようこそ」の水野美波による少女コミックを実写映画化した青春ラブストーリー「恋を知らない僕たちは」。
8月23日の公開に先駆け試写会に参加したSASARU movie編集部が映画の見どころをレビューします。
主演には、本作が映画初出演となるなにわ男子の大西流星。青春時代ならではの恋に思い悩み、ぶつかり合い、時に切なく時にキュンとする、等身大ラブストーリーをぜひチェックしてみてくださいね。
「恋を知らない僕たちは」の気になるストーリー
高校2年生の英二(大西流星)と直彦(窪塚愛流)は中学からの親友同士。英二は幼い頃から泉(莉子)への想いを胸に秘めていたが、伝えられないうちに直彦が泉へ告白し、2人は付き合うことになる。同じ高校に進学した3人は、小春(齊藤なぎさ)、太一(猪狩蒼弥)、瑞穂(志田彩良)と出会い、それぞれの恋が動き出す。片思いがそれぞれ交差する6人の予想外な恋の行方は…?
青春時代が懐かしくなる、恋愛物語
親友と同じ人を好きになったり、好きな人を守るために嘘をついたり、素直に気持ちを伝えることができなかったり、好きな人を奪おうとしたり…大人目線で見ていくと、青春時代特有の恋愛模様がなんだか懐かしくて微笑ましい気分に。6人の恋の相関図が複雑で様々な恋愛のシチュエーションが出てくるため、どのキャラクターにもそれぞれ感情移入ができます。初々しすぎて少し恥ずかしい気持ちになりながらも「最後どうなるの!?」と大人でもキュンキュンドキドキしながら見られますよ。
キャラクターひとりひとりの性格を描写したシーンに注目
110分の時間の中で目まぐるしく動く6人の恋愛。それぞれの恋愛にフォーカスされて、1人ひとりのキャラクターの丁寧な描写にも注目です。
ちょっとあざとくて全力で尽くすタイプの恋愛女子、明るくてハッピーな恋愛ポジティブ女子、どこかクールで強がるのにピュアな一面がある恋を知りたい女子、恋より友情をとり気持ちを伝えられないもどかしさを抱える主人公、ずっとひとりの女子を一途に思い続ける真っ直ぐな男子、真面目で正直に恋に向き合うナチュラル男子。こじらせながらも、戸惑いながらも、それぞれの恋愛のカタチを見つけながら幸せを見つけていこうとする6人の姿が、キラキラと映し出されています。青春って感情の波が激しいけれど、だからこそ友情関係も恋愛関係も刺激があり、まっすぐにぶつかり合える。人生に欠かせない時間だったんだなぁとしみじみ感じる、大人目線でも楽しめる作品でした。
また、それぞれの恋愛を描写したシーンの世界観にも注目です。夏祭り、文化祭、バンド演奏、図書館、街並みや海の風景…青春時代には不可欠で懐かしい、リアリティあるシチュエーションがさらに6人の恋愛模様を美しく表現されています。
「本気の恋」ってなんだろう?夏のしめくくりに、ちょっと甘酸っぱくキュンキュンする作品をぜひ観てみてくださいね。
恋を知らない僕たちは 基本情報
出演:大西流星 窪塚愛流 齊藤なぎさ 莉子 猪狩蒼弥 志田彩良
原作:水野美波 「恋を知らない僕たちは」(集英社マーガレットコミックス刊)
監督:酒井麻衣 脚本:大北はるか 音楽:フジモトヨシタカ
主題歌:なにわ男子「コイスルヒカリ」(ストームレーベルズ)
配給:松竹
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/koiboku-movie
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