桃を食べ比べた結果!最上級の桃は「春日居産の日川白鳳」
日々の天気や街のトレンド、おいしいゴハンに大人の悩み、社会の仕組み・・・1日イチ「へぇ~」なトピックスを。新進気鋭のコラムニスト、ジェーン・スーが、生活情報や人生の知恵をナイスなミュージックと共に綴る番組。
品種や産地によって異なりますが、一般的には7月から8月が最盛期を迎えるのが桃。
そこで、今回は、この時期に出回っている桃の食べ比べ!
みなさんもスーパーに行ったら参考にしてみてください。
桃のトップバッター!はなよめ
桃の品種としては、岡山や和歌山で、一番最初に出回る「極早生」品種。
色づき方が花嫁の頬のようにほんのりピンク色になることから名付けられた、という情報やジューンブライド(6月の花嫁)の時期に収穫されることから、その名前がつけられたという情報も。
甘くてジューシーな味わいが特徴。
ハウス栽培のものや、暖かい産地のものは5月下旬頃から出回り始め、7月中旬頃まで楽しめるそう。
スタッフは1個当たり400円くらいで購入。
スー&山内:繊維が細かくスムーズ。桃の香りはうっすらとしている。
糖度が高め!山梨産 日川白鳳
1973年(昭和48年)に山梨県で発見され、1981年(昭和56年)に品種登録。
果皮は濃い赤色で見た目が美しく、酸味はやや少なく糖度が高め。
乳白色の果肉は緻密で果汁を豊富に含み、口当たりはなめらか。
種まきから収穫までの期間が短い「早生品種」で、6月下旬頃から収穫され、7月下旬頃まで出回る。
きのうスーパーを回ったスタッフが、一番見かけた品種。
スタッフは1個当たり500円くらいで購入。
スー&山内:濃厚な甘さ!甘さのパンチが全く違う。
山梨春日居産の日川白鳳
桃の生産量日本一を誇る山梨県の中でも、特に高品質な桃の産地として知られるのが春日居町。
先ほどは「山梨産」だったが、今度は「春日居」と、わざわざ書いてある桃。
スタッフは1個当たり400円くらいで購入。
スー&山内:上品な甘さと、香りや酸味とのバランスが良い。濃厚でミルキーな感じがする。上から下まで満遍なく美味しい。これは買い!
選ばれし桃。大糖領
「大きい」に「砂糖の糖」「領土の領」。
山梨県笛吹市御坂町で生産される、糖度12度以上の高品質な桃のブランド
光センサー選果で糖度12度以上などの基準をクリアした桃だけが、最上級ランク"特秀品"と認定され「大糖領」と名づけられます。
しっとりなめらかな果肉と、ジューシーで濃厚な甘みが特徴
スタッフは、1個当たり500円くらいで購入。
スー&山内:贈答品の桃の味。自分で買う桃よりも一ランク上。ドンドン、ドンドンと四つ打ちのように味が迫ってくる!
糖度は13度以上!ぴ~一番 信玄桃
「ぴ~一番」は、山梨県加納かの岩いわ中央共選所が出荷する桃のブランドで、その中でも上位等級の「信玄」は糖度13度以上を基準とした特秀品。
果皮は鮮やかな紅色。 果肉は緻密で繊維を感じず、果汁がとても豊富。
スタッフは、1個当たり500円くらいで購入。
スー&山内:桃が持つ渋みも感じられる大人の味。
食べ比べの結果は?
今回の食べ比べで最も支持を集めたのは「春日居産の日川白鳳」。甘み、酸味、果汁のバランスが絶妙で、「我々が考える桃の最上級」と高く評価されました。
桃の品種は前半から後半にかけて、味の濃さがどんどん増していくという特徴も。最初に紹介した「はなよめ」は「世間のことを何も知らないピュアさ」と表現され、後半の「大統領」や「ぴ~一番 信玄桃」は濃厚で存在感のある味わいでした。
今回、桃の食べ比べやりましたが、来週の生活情報では、「桃のむき方」をやりたいと思います。
みなさん、どのようにして桃を剝いてますか?
教えてください!次回、実践したいと思います。
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)