サッカー少年男子、“王国”静岡が東海ブロックで敗退…国民スポーツ大会(旧国体)連続出場は「52」でストップ
今秋の国民スポーツ大会(旧国体)の出場権を懸けたサッカー少年男子の東海ブロック大会が8月10日、愛知県の豊田市運動公園で行われました。静岡は0−1で三重に敗れ、11日の第2代表決定戦に進むことができませんでした。
静岡は県選抜チームで臨むようになった1970年(昭和45年)以降、52大会連続出場していた本大会の切符を初めて逃すことになりました。
静岡はこの日、三重に開始わずか1分で先制点を献上。次々と選手を入れ替えて反撃を試みましたが、最後まで追いつくことができませんでした。
2連勝が必要だった静岡
東海4県のうち本大会に出場できるのは2県。事前のリーグ戦で3位だった静岡は、4位三重との初戦に加え、第1代表決定戦「岐阜(前期1位)vs愛知(前期2位)」の敗者とぶつかる11日の第2代表決定戦にも勝利する必要がありました。
国体(今秋から国民スポーツ大会に変更)に県選抜チームが出場するようになって以降、静岡は優勝21回で全国トップ。千葉が8回、神奈川が7回、東京と埼玉が6回と、ライバル県を大きく引き離しています。
しかし、「サッカー王国」の衰退が叫ばれる最近は東海ブロック大会でも苦戦が続き、本大会は2大会連続で初戦敗退していました。