“本物の芸術”を体験♪毎年恒例の「豊岡演劇祭ナイトマーケット」に参加してきた! 豊岡市
豊岡市の秋の一大イベントである「豊岡演劇祭」。その会期中に行われる「豊岡演劇祭ナイトマーケット」は、”食”と”フリンジ”の両方が楽しめる人気イベント。今年で6回目の開催を迎える同イベントを訪れ、「演、縁、宴」で表した今年の演劇祭テーマである“宴”をエンジョイしてきました!
聞きなれない言葉である「フリンジ」とは、演劇祭における“公式作品以外で誰でも自由に参加できる舞台”のこと。世界三大演劇祭、アヴィニヨン演劇祭でも数々のフリンジプログラムが町を巻き込み、大いに盛り上がっています。
ナイトマーケットという広場であちこちで身近に舞台がはじまる―。観客にとっては演劇への“気軽な入口”となり、若手のアーティストや団体にとっては“挑戦の場”となります。
ナイトマーケットは「豊岡演劇祭」の期間中、1週目の土曜日、日曜日と、2週目の金曜~日曜日の計5日間行われます(各日17時から22時まで)。
1週目は江原駅前のイベント広場が、2週目は豊岡市役所本庁前が会場となり、地元飲食店が但馬の食材を使ったメニューを提供し、ナイトマーケットを盛り上げます。
今年は途中で通り雨に何度か降られましたが、雨に強い豊岡の人は平気で宴を続けます(笑)。
地元の食材や地産品が並ぶ夜市は、雨をも吹っ飛ばす活気あるものでした。
フリンジに参加されるアーティストやパフォーマーの交通費や宿泊代はすべて自腹…!それでも毎年やってきてくれる方が多く、自然と顔見知りの人が増えるのも、豊岡演劇祭の醍醐味です。
「今でやっと下道で静岡辺りまで帰れます!」などの面白おかしい口上に負けてチップを入れるのも、芸に感動したお返しとしてチップを入れるのも、すべて見物客の自由。演者と見物客の距離が近い「ナイトマーケット」ならではの魅力といえます。
出演者もナイトマーケットの出店者も、そして運営の方も、みんな距離が近くてフレンドリー。アジア最大規模の演劇祭を目標に、参加者とスタッフが一緒に楽しみながら演劇の魅力に触れる時間は、とても素敵なひとときでした。
豊岡演劇祭ナイトマーケットについて
毎年9月11日~23日に開催される「豊岡演劇祭」に合わせて、江原会場・豊岡会場で開催