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八嶋智人さん『全部役者にフィードバックできる』

TBSラジオ

昼から夜へと生まれ変わる夕暮れのひと時……Magic Hour。そして、海と緑に囲まれた癒しのリゾートホテルの優雅なリラックス空間で、素敵な景色と音楽を楽しみながら、幅広いジャンルのお客様を迎え、さまざまな話題でトークする番組。

今月のゲストは、俳優の 八嶋智人さん!

最上階10階にある 『エグゼクティブ オーシャンビュー テラス スイート 1007号室』で
東京湾を眺めながら、お話伺います。

八嶋:こんばんは、八嶋智人です(イケボ)

要:あらカッコいい!

八嶋:やっぱりこの場所がそうさせますね~!

要:本来の自分、出ちゃいますからね~!(笑)

今週も、さらに八嶋さんに迫っていきます!

全部役者にフィードバックできる!

先週は、八嶋さんの忘れられない作品として『古畑任三郎』をあげていただきましたが…
もう一つ思い出深い作品が『ココリコミラクルタイプ』というコント番組。

八嶋:お芝居の喜劇そんなに変わらないかな?と思いながら、番組でコントをして、そのうちトークコーナーなんかにも出るようになって、段々と自分の名前でそこに居て喋らなきゃいけないというような…。ア!俺テレビ出てるな!みたいな

要:そこでですか!

八嶋:ドラマとかは作品の一部だから、自分個人という感じでは無いなという感じがあって。初めて自分としてテレビに出ているという不思議さが。すごく楽しかったですね。

近藤:コントとなると、かなり瞬発力も必要になりますよね?

八嶋:それも鍛えられましたね。色々な事をやらされまして。いきなり褌一丁で太鼓を叩く人とか、、、役の幅も面白いんですよね、すごいアイドルオタクの役とか…、すごく楽しかったですよ、勉強になりました。

近藤:そこでアドリブ力とかもかなり鍛えられるってことですよね

八嶋:そうですね!アドリブに対して戸惑うよりかは、乗っかっていった方が良いとか!

要:ミラクルタイプに出演したことで、これからもバラエティーやっていこうみたいな気持ちは芽生えましたか?

八嶋:やっぱり楽しかったのでね!まあ、中には昔の仲間には、映像に出るようになった時も少し言われましたが、それがさらにバラエティーとなると『役者なのにバラエティーもやるのかよ』って一瞬言う方もいましたけど、、、僕は経験値っていうのは、全部役者にフィードバックできると思うから。

要:うんうん

八嶋:山に登って景色を見て、気に入らなきゃ下山すればいいし。僕は登ってすごく気持ちの良い景色だったので…またやりたいなって言う風に思いましたね。

『笑顔は筋肉で作るモノ』

八嶋さん、これまでに様々な方と共演経験がありますが、中でも影響を受けた人物が、小泉今日子さん。
最初の出会いは八嶋さんが事務所に入ってすぐの頃、小林聡美さんや柳葉敏郎さんも出演する『恋愛結婚の法則』というドラマでの共演でした。

八嶋:当時、僕が行って待ってる時に、小泉今日子さんと小林聡美さん二人に挟まれて『え。彼女居るの?』とかいう普通の話から(笑)

要・近藤:あははは(笑)

八嶋:『え~なんて呼ぶ?八嶋だから、ヤッシーだね』って、最近にあだ名をつけたのがこの二人で。

要:キョンキョンが!

八嶋:その後、2005年に『エドモンド』という自分が主演の舞台をやるんですけど、、当時プロデューサーだった社長に『お前が主演だと弱い!』と、、、(笑)

要:そんなことない!(笑)

八嶋:すごくはっきり仰って(笑)脇を固めたいと、で小泉今日子さんにお願いしたらOKを下さって。その時小泉さんが『ヤッシーは初めて主演をやるかもしれないけど、私は初めて脇役をやるんだ、楽しい、一生懸命頑張るから、お前はもっと頑張れ』って言われて!ハイ!!!って(笑)

要・近藤:あはははは(笑)

八嶋:でも小泉さんって、昭和・平成・令和と時代を通して、ちゃんと名前が通ってる数少ない人じゃないですか、これってすごいことだなって思って。

要:間違いないですね。

八嶋:40周年記念ライブにも行ったんですけど、全く変わらなくて。楽曲も、今聴いても古くないっていうか、、、本当に時代の一歩先を行っている、背中を追い続けていきたいですね。

要:キョンキョンに言われて、強く残っている言葉とかってありますか?

八嶋:そうですね、、、肝に銘じているのは『笑顔は気持ちで作るモノじゃない!筋肉で作るものだ。』って。おおー…!ですよね。

要:、、、深いのかこれ…!?

八嶋・近藤:あはははは(笑)

近藤:なんかすごい考えちゃいましたけど!(笑)

八嶋:やっぱでも、僕らの仕事って写真を撮ってくださいって言われて、不機嫌そうに撮ってもしょうがないじゃないですか。だから、究極的に言えば芝居をする時は、自分じゃないから、自分の機嫌なんて関係無いわけですよね。でも喜怒哀楽を表現しなければいけない時に、僕は一番端的にこれが…

要:表現として、笑顔に見えれば良いってことですよね?気持ちが笑っていなくても、、、

八嶋:それでその先にはですね、筋肉で笑顔を作る、その後、2・3分くらい口角を上げて笑っていると、脳が騙されるんです…!楽しくなってくる。だから今日も怠いな…と思う人とかは是非やってみてください…!

要:筋肉で作る!

八嶋:筋肉で作ったら、そのうち本物になる…!

自分のためのコミュニケーション

コミュニケーション能力がピカイチの八嶋さん、その秘訣は一体どのようなものなのか…!伺いました。

八嶋:僕はコミュニケーションを取ろうと思ってとっているわけじゃなくて…一つは“すごい好かれたい”と思ってとっている気持ちが強い…!(笑)

要・近藤:あははは(笑)

近藤:大事ですよね?(笑)

要:大事大事!!(笑)

八嶋:現場全員に楽しくいて欲しいんです!そのために楽しくなさそうにしている人がいたら、一応話しかけてみるという。だから自分のためです!その人がかわいそうとかじゃなくて、自分が楽しい条件が、全員が楽しそうにしていることだってことですね。

要:へえ~!!!

八嶋:でもやっぱり、自分が苦手そうな人っているじゃないですか。でも、例えばこの仕事でドラマだったら1クール3カ月なんですよね。だから入る時に『好きな人』だと思ってはいるんです。それでその人に細かく質問をするんです。それでその人のパーソナリティがわかってくると、嫌いになれないじゃないですか。

要・近藤:うんうん

八嶋:当たり前だけど、家族がいるんだとか、ペットがいるんだとか…そういう話を聞いていると、たいてい好きになりますよ。まあ、嫌いにはならない、当事者同士で知り合うと、お互いに話しやすくなるんですよね。それの繰り返しです。

(TBSラジオ『要 潤のMagic Hour』より抜粋)

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