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映えスポット満載の『柳谷観音あじさいウイーク2025』【寄稿記事】

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「あじさいウイーク」期間中は色鮮やかな紫陽花が浮かぶ龍手水

京都には紫陽花の名所が数多くありますが、乙訓エリアにも全国的な知名度を誇る紫陽花スポットがあります。花手水発祥のお寺としても有名な[柳谷観音 楊谷寺]では、毎年6月1日から30日まで「あじさいウイーク」を開催。境内を彩る大輪の紫陽花や上書院の特別公開、SNSで話題のアンブレラスカイなど見どころが満載です。

この記事の目次

1. 眼病平癒の祈祷寺で誕生した艶やかな「花手水」 2. 約5000株の紫陽花が咲き誇る「あじさいウイーク」 3. 特別公開される上書院から名勝庭園を愛でる

1.眼病平癒の祈祷寺で誕生した艶やかな「花手水」

京都・西山三山のひとつに数えられる[柳谷観音 楊谷寺] 806年(大同元年)、柳谷観音は[清水寺]を開山された第一世延鎮僧都(えんちんそうず)により開創されました。夢のお告げにより、西山の地で眼病に霊験あらたかな十一面千手千眼観世音菩薩を見つけられ、堂宇にてお祀りしたのが[楊谷寺]です。 それから現代まで、眼病平癒の祈祷寺として天皇家公家の方々をはじめ、多くの人々の信仰を集めています。

眼(がん)という言葉にかけてがん封じのご利益も 庫裏の奥に湧き出る「独鈷水(おこうずい)」も見どころのひとつ。弘法大師空海が参詣した際、親猿が眼のつぶれた子猿の眼をお堂のそばの水で洗っている姿を見て、17日間の祈祷をしたところ子猿の眼が開いたという逸話が残っています。空海はこの不思議な水に祈祷を施し、眼病に悩む人々のために霊水にしたという伝説があります。今でこそSNSなどで話題の花手水ですが、実はここ[楊谷寺]が発祥なのだそう。季節ごとに見頃の花々を浮かべ、参拝者の目を楽しませてくれますが、6月は紫陽花の花手水が境内各所に登場します。

2.約5000株の紫陽花が咲き誇る「あじさいウイーク」

最初に訪れたいのが「あじさいのみち」と呼ばれる参道で、さまざまな種類の紫陽花が参道を囲み参拝者を出迎えてくれます。この参道は長岡京市観光協会の観光地整備事業として整備され、約20年の歳月をかけて「あじさいの名所」として知られるようになりました。

いつまでも眺められそうな龍手水

思わず写真を撮りたくなる紫陽花階段 自生する紫陽花も美しいのですが、紫陽花に彩られた「龍手水」などの花手水も必見。境内各所にあるのでお気に入りを探してみてください。ほかにもフェリシモの紫陽花の傘が浮遊する「アンブレラスカイ」やフォトコンテストなど参加型の見どころもあります。この期間限定の御朱印と御朱印帳もぜひ。

まるで現代アートのようなアンブレラスカイ

あじさいウイーク限定の御朱印帳

3.特別公開される上書院から名勝庭園を愛でる

毎月17日のみ公開される上書院ですが「あじさいウイーク」期間中は特別公開されます。西山で採取された総ヒノキ造りで、明治時代後期に建立。天皇家公家やVIPのみを迎えた上書院からは、戦前に重森三玲氏の古都百庭として選ばれた名勝庭園「浄土苑」を望むことができます。書院から眺める第一層部分とは趣が異なり、数々の文化財を背景に眼前に新緑が広がる景色の美しさはまさに絶景。映画やテレビCMで起用されるのも納得の眺望です。

甍に映える青もみじが美しい上書院からの眺め 紫陽花の名所は数多くありますが、紫陽花の花手水やフェリシモとのコラボ企画など、なじみのある紫陽花の“新しい”魅力にあふれていると感じました。足元が悪いなかでも心が晴れやかになるような名所にまた出会うことができました。

この記事を書いたのは【乙な京都™】さん

京都府乙訓(おとくに)郡の魅力「乙な京都™」を発信しています。たまに乙訓圏外も。

柳谷観音 楊谷寺

やなぎだにかんのん ようこくじ 京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2 京都縦貫自動車道「長岡京IC」から車で10分 Tel.075-956-0017 拝観時間/9:00〜17:00(最終受付/16:30) あじさいウイーク期間中※6月1日(日)〜30日(月)拝観料/1000円(上書院は別途1000円要)※高校生以下無料 駐車場有 https://yanagidani.jp/ ※予告なく記載されている事項が変更されることがありますので、予めご了承ください。
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