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<妹のカレと仲良くしたい姉>ビックリ!両家の顔合わせで判明した婚約者と姉の関係?【まんが】

ママスタセレクト

写真:ママスタセレクト

最近のお話です。私はサナ。20代後半です。大学時代に知り合った1つ上のタナカヨシトさんとは、社会人になってから正式にお付き合いを始めました。そして今回、念願のプロポーズを受けて婚約に至りました! ヨシトさんとの結婚を夢見ていた私は幸せでいっぱい。私たちはさっそく両家顔合わせの場を設けることに。ヨシトさんのお家からはご両親が、私の家からは両親と姉のハルカが参加することになりました。しかしその顔合わせで……。

大好きなヨシトさんから指輪を渡されて、私は思わず涙ぐみました。ようやく「はい……!」と返事を絞り出した私は、世界でいちばんの幸せ者なんだとさえ思えてきます。これからはヨシトさんと夫婦として生きていけるなんて、まるで夢のようです。

そして両家の顔合わせの日がやってきました。ヨシトさんの姿を見て、姉が急に声をあげました。「あれっ!? ……ヨシトじゃない? 私のこと覚えてない? ミヤモトハルカ、バイトで一緒だった!」

興奮気味にキャッキャと話す姉に、私は思わず恥ずかしくなりました。母が小声で「ハルカ!」とたしなめたことで、姉はようやくハッとしたようでした。「ごめんね、ちょっとはしゃぎすぎちゃった。久しぶりだったから嬉しくて」 その後、顔合わせ自体は和やかに進行しました。おいしいお料理をいただきながら、優しい親たちが私たちの関係を祝福してくれる。私はさっきの姉の振る舞いも忘れて、幸せな気持ちに浸っていました。

お料理も終わったころヨシトさんがお手洗いに立ったので、私も一緒に席を立ちました。私が軽くメイクを整えてお手洗いから出ると、ヨシトさんの後ろ姿が見えます。駆け寄ろうとすると、ヨシトさんは誰かと話していました。よく見たら相手は姉。ちょうど話が終わったようで私に気付かず去っていきました。「どうしたの?」「あ、サナ……。うーん、後で話すよ」少し困った様子で笑うヨシトさん。その笑顔になんだか良くない想像をしてしまいます。

両家顔合わせの場で、ヨシトさんと姉が顔見知りだということが判明しました。ただ、そんな偶然があったにしても、なぜ姉はヨシトさんの連絡先をわざわざ知りたがったのか……その理由がまったくわかりません。もともと知り合いだったからと言って、誰もいない場所まで追いかけてまで連絡先を教えてもらうものなのでしょうか。姉の気迫に押されたうえに親族だからということもあり、つい教えてしまったと話してくれたヨシトさん。私はなんだか胸騒ぎがしたのでした。

姉の積極的なメッセージにドン引き「妹抜きで飲もうよ」

「顔合わせのときに連絡先を教えただろ? そのせいでしょっちゅうメッセージが来るようになったんだ……」ヨシトさんにそう言われ、私の心がザワリと音を立てます。スマホの画面を開いて渡してくれたので見てみると、やたらとフレンドリーな文面が並んでいました。「その先も見てみて」

ヨシトさんに促され、私はおそるおそるその先を読みすすめました。すると、「親族なんだし、これからはハルカって呼んで」「今度うちにおいでよ。2人で宅飲みしよ! サナ抜きでヨシトと会っても問題ないよね」と驚くような内容が……。挙句の果てには「サナの誕プレを一緒に選んでほしい」と書かれていました。なんだか私は寒気がしてきました。なんとかしてヨシトさんと2人きりになろうとしている姉。一体何が目的なのでしょうか……。

メッセージを見せてもらう限りヨシトさんは誘われるたびにしっかりと断ってくれていますが、なんだか心配です。私の戸惑いを察してか、ヨシトさんが安心させるかのようにこう言いました。「ほとんど返事をしてないよ。誘いは断っているし。それでもなんだか困っちゃって……。正式に結婚する前に波風を立てたくないから、ブロックするわけにもいかないし」 私はヨシトさんと姉の関係が気になり「バイト時代から仲が良かったの?」と聞きました。するとヨシトさんは「いや全然。たぶん居酒屋のバイト時代に一緒だったと思うんだけれど、あまり記憶にないかな」と。

ヨシトさんに対してやたら親しげな姉。バイト時代のノリが抜けていないのだろうと思っていたら、当時はほとんど接点がなかったというのですからビックリしてしまいました。どうして今になって「ヨシト」と名前を呼び捨てにしてみたり、2人きりで会おうとしてみたりするのでしょうか……。私にはまったくわかりません。ヨシトさんも「昔のバイト仲間を見つけて嬉しくなっちゃったのかな」と不思議がっています。私はどうしたものかと頭を抱えてしまいました。

【姉の気持ち】久しぶりの再会!妹の婚約者は元バイト仲間

私はハルカ。最近妹のサナが婚約して、姉としては喜ばしい限りです。しかも顔合わせのとき、サナの婚約者を見てビックリ! なんと学生時代にバイトで一緒だったタナカヨシトくんだったのです。タナカくんが私のことを覚えていて、さらに嬉しくなった私。思わず親しく話しかけ、連絡先までゲットしてしまいました。顔合わせの日以来、私からメッセージを送ってはどんな返事が来るかドキドキする毎日を過ごしています。

実はタナカくんのことを「ちょっといいな」と思っていた時期もありました。しかし当時私にも彼氏がいたし、別にタナカくんとどうこうなりたかったわけではありません。

サナとは昔から比べられて「姉妹なのに全然違うね」と言われていました。友だちとにぎやかに過ごすのが好きで、ちょっと勝ち気な私。「ガサツすぎて女を感じない」と振られたことも……。そしてタナカくんにも当時彼女がいました。しかも私とは正反対の、おっとりとしたタイプだとバイト仲間から聞いていました。サナの婚約者として現れたときには本当にビックリしましたが、タナカくんがサナを選んだことにはすんなり納得ができました。

このあいだの顔合わせではビックリして、思わず呼び捨てをしてしまいました。そのときは「しまった!」と思いましたが、今となっては好都合。最初に「ヨシト」と呼んだことで、今後も自然に呼ぶことができそうです。しかも私は義理の姉になるのですから、これからは「ハルカ」と呼んでもらうつもりです。今度サナの誕生日プレゼントを選ぶという口実で誘ってみよう。サナの好みがわからないのは本当のことだし、優しいタナカくんならきっとOKしてくれるはず。それってデートみたい……。

タナカくんがサナの婚約者だと分かったときには本当にビックリしました。最初は「やっぱりサナみたいな子が好きなんだ」とどこかガッカリした気持ちもありましたが、今は「これからは親族として自然にタナカくんのそばにいられる!」というワクワクでいっぱいです。そのうちサナ抜きで一緒に出かけられる関係になりたい……。まずは頻繁に連絡を取り合って、タナカくんとの距離をどんどん縮めていきたいと思います。

「さすがにマズいよ」友人の反応に……え?

今日は久しぶりに大学時代のバイト仲間たちとの飲み会です。仲の良かった当時の仲間たちとは、卒業してからも半年に1回定期的に集まってきました。ただ来られるメンバーはどんどん減って、今では私を含めた女子4人だけになってしまいました。今回はそのうちのひとりの家で宅飲みをする予定です。

気心知れたバイト時代の仲間たち。今も全く変わらない関係で、集まると当時に戻ったような気持ちになります。部屋に入ると、テーブルを囲んで座りました。みんなで近況報告をしあいます。

お酒が入ると話は盛り上がりはじめ、私たちは冗談を言ってはゲラゲラと笑いあいました。「結婚といえばさ、妹が結婚することになったんだよ! 実はみんなも知ってる人……!」「えー? だれだれ?」私はもったいぶって続けました。「バイト時代にタナカくんっていたの覚えてる?」「え、まさか……」「そのまさかなの! うちの妹、タナカくんと結婚するの!」「うっそー!!」みんなきゃーきゃー言っています。

タナカくんとはときどき会って、2人で楽しく過ごせたらそれだけでよかったのです。もちろんそれは「親族の付き合い」の範疇として認められるだろうと思っていました。それなのに私がウキウキしながら話し始めたとたん、バイト仲間たちは静まり返ってしまいました。責めるような3人の視線を感じていたたまれなくなり、私はその場をあとにしたのです。理解されず、悲しい気持ちでいっぱいでした。でも……もしかしたら、私は少しやりすぎてしまったのかもしれません。

【私の気持ち】「お姉ちゃんに困ってる……」私の告白に両親の反応は?

お付き合いをしていたタナカヨシトさんから最近、念願のプロポーズを受けて婚約に至りました。両家の顔合わせをすると、なんと私の姉・ハルカが大学時代にヨシトさんと同じバイト先だったようで私もびっくり。すると姉はヨシトさんの連絡先を強引に聞きだしたうえ、やたらと親しげなメッセージを送りつけてくるようになりました。ヨシトさんも戸惑っている様子で、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

ヨシトさんに事情を聞いてから、数日後のこと。私はヨシトさんと一緒に実家を訪れました。「実は……お姉ちゃんのことで相談があって。お姉ちゃんとヨシトさんが知り合いなのはもう知ってるよね?」

「実は僕、ミヤモトさん……いや、サナのお姉さんから呼び捨てされたのは、あれが初めてだったんです」「どういうこと……?」両親も戸惑っています。「顔合わせの日、『親族になるから』って連絡先を聞かれたんです。そしたら毎日のようにメッセージが届くようになって……」ヨシトさんはそう話しながらスマホの画面を開きました。姉から届いた数々のメッセージを目にして、両親の顔色はみるみるうちに変わっていきました。

「すみません。僕が止められたらよかったんですけど……」ヨシトさんが落ち込んだように言うと、父はすぐさまフォローの言葉を口にしました。「いやいや、ヨシトくんは悪くないよ。親族だと言われたら拒否するわけにもいかないよな。むしろうちのハルカが申し訳なかったよ」「なんでハルカはヨシトくんと2人きりで会おうとしてるの?」母も私たちの味方をしてくれて、少しほっとします。

姉から何度もヨシトさんのスマホに届いていた、やたらと親しげなメッセージ。ヨシトさんと一緒に頭を悩ませていましたが、両親が気持ちを理解してくれたことでかなり救われた気持ちになりました。母から姉に連絡をしてくれるようなので、今は話し合いの日を待ちたいと思っています。モヤモヤする私たちの気持ちも理解してもらいたい……。懐かしい再会に舞い上がっている姉が冷静になって、ヨシトさんへの馴れ馴れしい言動をやめてくれることを祈っています。

「オマエの言動はイヤがらせだ」両親の説教に姉は……?

話し合いの日、母から指定された時間に私たちは実家に向かいました。少し遅れて姉がきました。母がいつになく強い口調で言うと、姉の顔色がサッと変わりました。

「とぼけないで。話はサナから聞いたし、ヨシトくんにもスマホを見せてもらいました」ぴしゃりと言い放った母。姉もさすがにまずいことになったと思ったのか、慌てて取り繕います。「送ったけれど何が悪いの? 元バイト仲間だから飲みに誘っただけだし、親族として仲良くなりたいだけだし。何? サナってば私とヨシトの仲を妬いてるの?」いきなり姉に攻撃的な態度を向けられて、私はとっさに言葉が出ませんでした。すると隣にいたヨシトさんがかばってくれます。

「……呼び捨てにするの、やめてもらっていいですか? 今までそんなふうに呼び合ったことありませんでしたよね?」静かに言い放ったヨシトさんを前に、今度は姉が言葉を失いました。それでも少しの間をおいて、うつむいたままさらに話を続けます。「……本当に別に変な意味はなくて、ただ懐かしくなって……これから親族になるんだし、ちょっと仲良くできたらなって……そんなふうに思っただけで……」

ひょっとしたら姉は、懐かしいバイト仲間のヨシトさんと純粋に仲良くなりたかっただけなのかもしれません。思いがけない偶然に、つい嬉しくなってしまったなんてこともあるでしょう。ただどのような理由があったにせよ謝罪も反省もしてくれたので、今となっては姉をとがめる気持ちはありません。今後は親族として適切な距離感でお付き合いしてもらうつもりです。お互いのライフスタイルは変わっても、姉とはずっと心地の良い関係性でいられたらと思っています。


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