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<理不尽な指導!?>反抗的な娘、トラブル勃発!「退学するかも……」原因は担任!?【まんが】

ママスタセレクト

写真:ママスタセレクト

私はミナ、夫と2人の娘(長女シノ、次女ノア)と暮らしています。大学生のシノは夫に似たおだやかな性格で、反抗期もなく素直に育ちました。一方で高校1年生のノアは気難しいところがあり、中学生になった頃から周りと衝突することが多くなりました。私に言わせればノアは「許容範囲が狭い」タイプなのです。学校生活や友人関係について何かと文句を言うノアを、私はずっと諭して言い聞かせてきました。今日もノアは学校の先生に対する愚痴をこぼしています。

ノアはクラス担任のA先生をイヤがっています。4月からは担任が変わるよう必死で願っている様子です。けれど先生にはおそらくノアの態度が反抗的に見えているのでしょう。ノア自身が今の状況を招いているということを、いったいいつになったら気づいてくれるのでしょう。

ノアの発言は大げさではなく、本当にそうなる気がします。通っている高校には素行の悪いタイプの子が少なからずいます。高1から学校をサボりがちになり、早くも進級が危ういとか……。そういう仲間とつるめば学校なんて簡単にやめてしまうでしょう。

ノアは自分が納得できないことは一切受け入れません。この1年間、担任のA先生とは何度も言い合いになったそうです。幸い私が学校に呼び出しされるほどの事態にはなりませんでしたが、ノアがA先生とやりあった日は「もうアイツの顔、見たくない!」と家でもずっと不機嫌。「ノアの態度が悪いから怒られるんでしょ?」などと言おうものなら、私にまで突っかかってくるので大変です。 そんなノアの相手をするのは正直しんどいです。せっかく激しい反抗期も落ち着きつつあるのに、これ以上大変な思いをしたくない……。高校に入って環境が変わると少しは落ち着くと思っていたのに、また面倒なことになってしまいそうでため息しか出てきません。

学校への連絡、アリ?ナシ?「担任を変えて!」は過保護すぎる?

ノアの反抗期を思い出しただけで、私は頭が痛くなります。高2になってまたA先生が担任になればノアは絶対に荒れるでしょう。それはもうイヤだというのが素直な気持ちです。中学の頃のようなあの殺伐とした日々がまた始まると思ったらゾッとします。

姉と妹でどうしてこうも違うのか……。私は決してノアに対していい加減な対応をしてきたつもりはありません。ノアは人や物事に対する許容範囲が狭いのです。だからそれに気づいてもらおうと、何かあるたびさまざまな言葉を尽くして教えてきたつもりです。

いつも文句ばかりのノア。私はそのたび考え方を変えてみるよう促してきました。けれど高校生になってまで担任の先生と衝突するとは……。もうノアの考えはそう簡単には変わらないのかもしれません。ならば環境の方を変えるしかないと思ってしまいます。 ノアは高2になってもA先生が担任だったら「もう耐えられない」「高校をやめるかも」と言っています。最悪の事態を避けたい私は、「担任をA先生にしないでほしい」と学校へ連絡してもいいものか迷っています。どうするのが正解なのでしょうか? 悩むばかりでなかなか結論は出せずにいました。

ネット上の辛辣な反応に「非常識なんだ……」夫に相談で終了!?

ネット上の掲示板には次々と辛辣な言葉がかえってきました。言われたことは理解できるし、もっともな意見だと思います。これだけ非難されるのですから、高校への連絡はナシなのでしょう。私は夫にこれまでの経緯を話しました。

「どうせノアの態度が反抗的なんだよ。A先生の指導にノアだけ納得できない顔をしてるんでしょ? だから反省していないと思われて、よけいに怒られるんだと思う」私が普段から思っていることを言うと、夫は意外な言葉を口にしました。「でもさ、それって……」

私はノアが周りの文句を言い出すと、いつもその考えを正そうとする言葉をかけていたのです。ノアと先生がどんなやり取りをしているのか、詳しく聞けてはいませんでした。そんな私に夫は「まずはノアに確認してみよう」と言いました。 私はノアの激しい反発をおそれるあまり、正面から向き合うのを避けてきたのかもしれません。勝手にあれこれ考えを巡らせ、母に話を聞いてもらったり掲示板へ相談をしたりして「自分にできることはすべてやった」と自分を納得させようとしていました。夫がノアに話を聞いてみてくれるというので、私も同席してもっとノアの話を掘り下げてみようと思います。

決めつけはNG!「娘の話を聞かず反省……」わが家の解決法は?

ノアは私からすると、ガマンの耐性が低くて視野が狭い人間です。A先生とのトラブルの原因はノアの受け取り方にあるのだろうと思っていました。思わず指摘すると、ノアは反発してきました。なおも問いただそうとする私を制し、夫は穏やかに話をすすめます。

詳しい話を聞けば聞くほど、A先生はノアを一方的に目の敵にしている気がします。明らかに校則違反の生徒をスルーしておきながら、ノアのことばかり執拗に責めるそうで……。私と夫は先生側にも大きな問題があるのかもしれないと思いはじめました。

高校2年生の4月、A先生はノアの担任ではありませんでした。担任にならなかっただけでなく、授業も受け持っていないそうです。新しい担任の先生はノアを気にかけてくれているようで、おかげで私も穏やかな日々を過ごせています。

これまでノアとは懸命に向き合ってきたつもりだったけど、私は上から諭して言い聞かせようとしていただけだったのかもしれません。そしてノア本人を置き去りにして母や他人に解決策を求めようとしていました。夫のように「本人の言い分をしっかり聞く」という姿勢が足りなかったことについて今は反省しています。これからは誰かに正解を教えてもらうのではなく、家族で話し合って「私たち親子にとっての正解」を考えていきたいと思います。


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