子どもたちが薬剤師体験 オレンジ薬局鹿沼台店
鹿沼台にあるオレンジ薬局(佐藤克哉代表)で4月12日、子ども向け薬剤師体験会が開催された。
同店は「薬剤師に興味を持ってほしい」との思いで2019年から体験会を続けている。この日は9人の小学生が参加し、軟膏の混合や、ラムネなどのお菓子を薬に見立て1回の服用分ずつ1袋にまとめる「一包化」を体験した。調剤室の見学も行い、県内では数件しか導入されていない「自動調剤棚」が薬剤をピッキングする様子を観察した。
医療系に興味があるという萩原琉偉さん(小学1年)は「軟膏を手で混ぜたのが楽しかった。機械でも混ぜられるんだと思った」と感想を話した。
保護者たちも薬剤師の説明に興味を示し、「薬局は病院の近くにしたほうがよいのか」などと日頃気になっていることを質問する場面もあった。
佐藤代表は「薬剤師は『ありがとう』『助かった』と感謝され、一生かけてやるだけの価値がある仕事。1人でもいいから体験会をきっかけに将来薬剤師になってくれたら嬉しい。また、薬局を身近に感じてもらい、処方箋がなくても気軽に入って相談しに来てほしい」と話した。