【目まぐるしく天気が変わる】バケツをひっくり返したような激しい雨の降り方や、雪にも注意 北海道の天気予報&気象予報士解説/2025年11月12日更新
北海道のあす13日(木)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気
晴れは長続きせず…今後は?
旭川では雪がありますね。
きょう12日(水)は道内広く晴れたんですが、きのう11日(火)に降った雪が残っています。午後4時の積雪、夕張は26センチ。きのう11月前半としては観測史上最大となる40センチの雪が降った美瑛町では18センチの積雪が残っています。旭川は7センチ、札幌は2センチでした。あす13日(木)は雨が降るため、雪が多い地域では屋根からの落雪や泥はねなどに注意して下さい。
あす13日(木)は雨ですか…晴れの天気が長続きしませんね。
天気も気温も変わりやすくなっています。雨雲の予想を見ていきます。
きょう12日(水)いっぱい大きな崩れはないですが、日付が変わる頃から道北で雨が降り出します。
道内はあす13日(木)明け方から大気の状態が非常に不安定になるため、竜巻などの突風や落雷、ひょう、バケツをひっくり返したような激しい雨の降り方に注意して下さい。そして、注意が必要なのは雨だけではありません。雪にも注意が必要ですよ。
目まぐるしく天気が変わります。予想天気図で見ていきます。あす13日(水)朝9時は西から低気圧や前線が近づき、雷雨や突風などのおそれがあります。夜9時になると低気圧が東へ進み、西高東低の冬型の気圧配置になって北から寒気が流れ込み、雪が降ります。等圧線の間隔が狭いため、強い風も伴ってふぶくでしょう。
だんだん雪の降るスパン(間隔)が短くなってきてますね。冬が近づいています。
13日(木)の天気と気温
稚内は、穏やかそうですね。
ただあす13日(木)は天気が崩れます。午前中は激しい雷雨による低い土地の浸水などに注意が必要です。夜は雪でふぶくおそれがあります。
あす13日(木)の天気と気温です。
日中は雨で竜巻などの突風や落雷、ひょう、激しい雨に注意して下さい。夜は日本海側で雪が降るでしょう。最高気温は広く10度以上ですが、朝晩との気温差が大きくなります。
広尾サンタランドでは、この冬もイルミネーションが始まっています。来年1月4日まで、午後4時から10時まで点灯しているそうです。
あす13日(木)の時間ごとの天気。道央・道南からです。
朝から昼頃は後志や道南方面を中心に雷雨になるでしょう。空が急に暗くなったら頑丈な建物へ移動して下さい。夜は倶知安などで雪に変わります。
道北・空知です。
稚内や羽幌は朝、その他は昼頃が雨のピークで雷を伴うでしょう。大雨による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水にも注意が必要です。夜は雪で、海岸部ではふぶくでしょう。
道東・オホーツク海側です。
晴れ間が出ますが、昼前後はにわか雨がありそうです。道北の枝幸は朝から雨で、夜は雪に変わります。朝晩と日中の気温差が大きくなるため、服装選びに気を付けて下さい。
13日(木)からの週間天気予報
札幌の大通公園では、芝生が白くなっています。
この先も雪が降ってはとけてを繰り返しますが、来週はいよいよ冬将軍が目を覚ましそうです。
週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
金曜は日本海側を中心に再び雪が積もりますが、大雪になる可能性は低いでしょう。土曜は晴れます。月曜は荒れた天気で寒気も強まり、ふぶいて雪の量が多くなるおそれがあります。
太平洋側です。
金曜と土曜は晴れますが、寒いでしょう。千歳は金曜の午後は雪で、うっすら白くなりそうです。来週は道南を中心に雪の積もるおそれがあります。
13日(木)の札幌の朝昼晩の天気
あす13日(木)の札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
雷の鳴るおそれがありますね。昼頃まで雷雨など天気の急変に注意して下さい。午後は雨がやみますが、お帰りの時間は気温が急速に下がり、風も出て寒くなるでしょう。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
月~金曜日に翌日からの天気予報をお伝えしているほか、暮らしに役立つお天気コラム記事もお届けしています。
※12日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU