【餃子の王将】6月の限定メニュー「初夏の酸辣湯麺」を食べた感想 → 悔しい、ただただ悔しい…!
酸辣湯麺が、好きだ。「さんらーたんめん」とも「すーらーたんめん」とも読むがどっちでもいい。私はあらゆる麺類の中でもTOP3に入るくらい「酸辣湯麺」が好きなのである。
そんな私の視界に飛び込んできたのは、餃子の王将の6月限定メニュー『初夏の酸辣湯麺』──。そして『初夏の酸辣湯麺』を食べた私はただ悔しかった。そう、ただただ悔しかった……。
・日本生まれ
実は酸辣湯麺が日本生まれのメニューであることは意外と良く知られた話。「赤坂 榮林」で生まれた酸辣湯麺だが、元々はまかない料理だったんだとか。今では日本はもちろん世界中に広まったジャパニーズ中華である。
その酸辣湯麺といえば、ビシッと効いた酸味がとにかくウマい! 「赤坂 榮林」が監修した中華三昧は感動を禁じ得ないほどのウマさであり、「赤坂 榮林」で食べた “元祖酸辣湯麺” はウマ死に寸前の美味しさであった。
・東日本エリア限定
で、問題の餃子の王将『初夏の酸辣湯麺』である。『初夏の酸辣湯麺』は東日本エリアの6月限定メニューで、ホームページを見る限り「爽やかな酸味に辣油の辛み」が特徴的な一杯らしい。
また餃子の王将の「月間限定メニュー」は、たまにとんでもなく美味しいものがあるから侮れない。2023年2月の限定メニュー「豚とろラーメン」は、月8くらい王将に通わざるを得ないほど激ウマであった。
これは「豚とろラーメン」の再来か? 自分で言うのも何だが、酸辣湯麺に目がない私なんてチョロいハズ。というわけで最寄りの餃子の王将で『初夏の酸辣湯麺(858円)』を注文した。
……のだが。
まず申し上げると『初夏の酸辣湯麺』は1ミリも酸辣湯麺ではなかった。理由は簡単、肝心の酸味がほぼほぼ効いていなかったからである。例えるなら「超弱々々々々々々酸性」くらいの酸味であった。
というか、お酢を入れ忘れたのかな? そう勘ぐってしまうほどの薄い酸味は、ハッキリ言って「酸辣湯麺」として即失格レベル。酸辣湯麺好きの方ならば、100人中100人が「え?」と感じるに違いない。
・悔しい
一方で「1杯のラーメン」としてなら結構美味しいのが悔しいィィイイイイイイイ! 本来なら「こんなもん酸辣湯麺じゃねえわ!!」とブチギレたいところだが、そうさせないほど『初夏の酸辣湯麺』はウマかった。酸辣湯麺ではないんだけれども。
ベースとなるしょう油ラーメンっぽいスープも美味しければ、つるみのある麺も正直ウマい。シャキシャキと歯応えを残した野菜炒めも文句のつけようがなく「野菜炒めラーメン」としては非の打ち所が見つからなかった。
調理の際に酢を入れ忘れたのか? それとも『初夏の酸辣湯麺』はこんな塩梅なのか? 真相はわかりかねるものの、私が食べた『初夏の酸辣湯麺』は全く持って酸辣湯麺ではなかったが、それでも1杯のラーメンとしてはかなり美味しかった。なんか……悔しい。
いずれにせよ、現在東日本エリアの餃子の王将で『初夏の酸辣湯麺』が発売中だ。酸辣湯麺好きな方にはオススメしづらいが、純粋に美味しいラーメンであることは間違いない。
参考リンク:餃子の王将
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.