名曲の歌唱シーンから“宙吊り”の大胆なアクロバットまで 貴重な撮影の舞台裏に密着『ウィキッド ふたりの魔女』
映画『ウィキッド ふたりの魔女』。主人公のエルファバを演じるシンシア・エリヴォによる名曲「ザ・ウィザード・アンド・アイ」歌唱シーンから、宙吊りの大胆なアクロバット、さらにはグリンダ役のアリアナ・グランデとの仲良しオフショットなど撮影現場の一週間に密着した貴重な特別映像が新たに到着した。
重要な転換点を描いた楽曲
エルファバの成長と物語の重要な転換点を描いた感動的な楽曲「ザ・ウィザード・アンド・アイ」歌唱シーンの撮影前から始まる本映像では、カメラに向かってその意気込みを「任せておいて」と自信たっぷりに微笑むシンシアの姿からスタート。
魔法使いの力を得ることを夢見ながら同時に彼女が抱える野心や孤独、そして不安が感じられる歌でもあり観客に強く印象を残す楽曲のひとつだ。
撮影についてジョン・M・チュウ監督は「撮影前に話し合っても意味がない。ある瞬間に“分かる”んだ。一気に理解できる」と語り、シンシアも「“これだ”という瞬間がある」と共感。
観客の心へダイレクトに響く素晴らしいミュージカルシーンを撮影する際には、どんなリハーサルも意味をなさないようだ。
また、段取り説明のため監督が草むらを綺麗なフォームで真っすぐに駆け抜けるお茶目な映像の後には、「シンシア・エリヴォの演技力、そして歌唱力、さらにダンス。空だって飛べるんだ」と彼女の魅力について力説。
“空だって飛べる”の言葉通り、ほうきに乗ったシンシアが宙吊りで一回転するハードなアクロバットに挑戦しながら「身体機能の限界を超えたけど何の問題もない」と撮影後には笑顔を見せ、彼女の持つ驚異的な精神力と身体能力に衝撃を受けるだろう。
さらに、撮影の合間アリアナと自撮りでダンスする微笑ましい映像も収録されており、日本での公開を控える本編の出来栄えに期待感の高まる映像に仕上がっている。
男性スタッフが涙
キャラクターを丁寧に紡ぎ上げたシンシアの鍛え抜かれた実力やこだわりのタッチは現場全体にも染み入ったようで、監督は「映画ならシンシアの顔からわずか5センチの距離で、スティーヴンが書いた音楽や歌詞の微妙なきらめきまで感じられるのです。それが何を意味するか。あれはリハーサルの時でした。
シンシアが“アイム・ノット・ザット・ガール”の出だしを三言歌っただけで、男性スタッフ三人が涙を流したのです。思わずシンシアがハグしてあげたほどでした。そういう体験を今回は、観客の皆さんにも味わっていただけます。シンシアだからできるのです」と彼女にしか表現することの出来ない力強さときらめき、そして人の心を感動で揺さぶる圧倒的な歌唱力について触れながら、貴重な現場でのエピソードを披露している。
『ウィキッド ふたりの魔女』は3月7日(金)より、全国ロードショー