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「ハァ!?」認知症の専門病院での問診に、事実と異なる回答をドヤ顔で繰り返す母 #母の認知症介護日記 120

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アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

母・あーちゃんは、糖尿病の持病があり、毎週インスリン注射を打っています。この日は、注射に加えて診察も受けましたが、糖尿病の数値が悪化していました。これで、4カ月連続の悪化です。あーちゃんは自己管理ができていると主張しますが、つい先日これでもかというほどアイスやお菓子を買っているレシートが出てきたばかり。ワフウフさんが心配していた通りの結果となってしまいました。あーちゃんには、甘い物を控えるようにその場で何度も釘を刺しましたが、もはや数分前の記憶すら怪しくなっている状態。案の定、病院帰りに「甘い物でも食べましょうか!」とワフウフさんを誘ってきて、心配は募るばかりです……。

衝撃の事実が発覚…

姉妹で相談して、あーちゃんの認知症は専門の先生に診てもらおうと決めました。しかし、姉・なーにゃんはそのことをかかりつけの先生には言いづらいと言います。それなら……と、ワフウフさんが伝えることに。先生は淡々と話を聞いてくれて、険悪な雰囲気になることもありませんでした。横で話を聞いていたあーちゃんは、特に口を挟むわけでもなく、大人しく聞いていました。きっと、話の内容がまったく理解できなかったのだと思いますが、ワフウフさんにとっては、それがありがたくもあり、悲しくもあります……。

今日は、2回目の認知症専門病院の受診。前回と違って、先生は思い切りストレートに検査結果を話してくれました。

自分が認知症だと受け入れられないあーちゃん。先生のあまりにストレートな表現に、どんな反応を示すかと、姉妹で動揺していましたが……。

姉の説明であっさり納得してくれて、なんだか拍子抜けしました。きっと、何もかもわかっていないんだろうな……。

あーちゃんのお薬手帳を見ていた先生から、長年飲み続けている睡眠薬とほかの薬との組み合わせが悪いと思いがけない指摘がありました。

その流れで、あーちゃんのお昼寝事情の話になり……。

ドヤ顔で先生の質問に答えるあーちゃん。

その答えに、驚きを隠せない私たち。

通院の付き添いで朝9時に会っても、眠いと言うことが多々あるのに……!

そして、お昼寝時間についても……。

私たちが知っている限り、1時間半~2時間は寝ているようだけど??? もちろん、先生にはこの後に真実をお伝えしました。

今日は、認知症専門病院の通院日。先日あーちゃんが受けた検査の結果を聞きました。あーちゃんは、頭頂部と海馬に強い萎縮があり、先生いわく「アルツハイマーで間違いないでしょう」とのこと。その場にはあーちゃんがいたので、かなりストレートに言われて動揺しましたが、どうやらまったく理解ができていない様子……。もう、病気の話が理解できなくなるほど、あーちゃんの頭の中から多くの言葉が抜け落ちているんだろうと思うと、怖くなります。

そしてこの日、衝撃的なことが判明しました。あーちゃんは、昔からあまりよく眠れないため、睡眠薬を服用しているのですが、どうやら他に飲んでいる薬と組み合わせてはいけない睡眠薬が処方されていたようなのです。もう何年も飲み続けている組み合わせなので、もしこのタイミングで指摘されることがなければ、ずっとこのままになっていたはず。……気付けてよかったです。

睡眠薬の話の流れで、先生からはあーちゃんのお昼寝事情についての質問がありました。あーちゃんは、自信満々に「日中は眠くならない。お昼寝は30分ほど」と答えていて、朝から「眠いわ~」を連発し、1時間半から2時間は昼寝をしているのを知っている私たちはビックリ。もちろん、先生には真実をお伝えしました。昼寝は夜の睡眠の質に影響するそうで、まずは昼寝をやめましょう! という話になったのですが、それはなかなか難しいリクエストです。

--------------

長年飲み続けていた薬の組み合わせが良くなかったというのは、ビックリですね。病院を変えなければ気付いていなかったかもしれないので、本当によかったです。とはいえ、薬に頼らずに夜の睡眠の質が上がれば、それが一番。なかなか習慣を変えるのは難しいかもしれませんが、頑張ってほしいです……!

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。

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