ジュビロ磐田の横内昭展監督が語るMF山田大記の凄みとは…「残り2試合勝って、大記を送り出す」
ジュビロ磐田の横内昭展監督が11月29日のオンライン会見で、今季限りでの現役引退を発表したMF山田大記選手について語った。
ー山田選手の引退が発表された。監督はいつ頃聞いて、彼とどんな話をしたか。
「聞いたのは今週に入ってから。本人には『お疲れ様でしたと言いたいところだけど、まだ2試合残っている。しっかり今まで通り戦ってほしい。この2試合勝って、大記を送り出したい』という話をした」
ー山田選手の凄さは?
「違うチームの時に大記のプレーを外から見てて、すごくいい選手だなと思っていた。彼は海外にいて、まさか一緒に仕事をするとは思っていなかった。実際一緒に仕事をしてみたら、イメージ以上に本当にいい選手だと感じさせられた。
技術が非常に高く、戦術眼もあり、攻撃のアイデアは本当に豊富。どういう状況でどういうプレーをしなきゃいけないかという判断力もある。自分が関わってないところで、次、その次がどうなっていくのかと先が読める。そういうところは本当にすごいなと今でも思っている」
ー山田選手は静岡県出身で、ピッチ以外のところで地域への貢献力もある選手。監督の目にはどう映っているか。
「大記と話していると、やっぱり地元愛というか、本当に地域に対してすごく考えている選手の1人だなと感じる。実際そうした活動をしていて、地域から愛される、地域に必要な選手なんだなと思う」
ー山田選手の調子は?
「調子はいいと思う。引退を発表してからは多分いろんな人からのメッセージや反響があったと思うが、プレー自体はすごくキレもあって、いい感じだと思う」
ー次のFC東京戦、山田選手にどんなプレーを期待したいか。
「大記はチームの中でトップクラスの技術、戦術理解度があって、本当にクレバーな選手。しっかりこれまで通りピッチで出してほしいと思っている」