電車に残された〝忘れ物〟に10万人ほっこり 「春が座ってた可能性ある」
思わず、追いかけたくなる......。電車の座席に落ちていたそんな〝忘れ物〟がX上で話題となっている。
「春が座ってた可能性ある」
2025年4月9日、Xユーザーの「Perfumeは4人いた」(@poya5himi)さんがそう呟きながら投稿したのは、電車の座席の写真。
座面にちらほらと散らばっている白いものは......もしかして、桜の花びら?
ここに座っていた〝春〟が落としていったものだろうか。そう思うと、何だかほっこりと温かい気持ちになってくる。
Jタウンネット記者は11日、このポストについて投稿者の「Perfumeは4人いた」さんに話を聞いた。
「席にはだれも座らず...」
「Perfumeは4人いた」さんが、〝春〟の痕跡と遭遇したのは、9日のこと。
大学に向かうために電車へ乗り、空いてる席に座ろうとしたところで、見つけたのだそう。発見時の感想を、「Perfumeは4人いた」さんはこう語る。
「春がきたと思ったらもう桜が散りはじめたのかと、なんとなくさびしいような気持ちになりました。 花びらの席にはだれも座らず、みんなで春を惜しんでいるような気もしました」(「Perfumeは4人いた」さん)
思わず微笑みがこぼれる光景と、〝春〟が慌てて電車を降りていく情景が浮かぶような詩的な表現。「Perfumeは4人いた」さんのポストにはX上で10万件を超える「いいね」(11日夕時点)のほか、こんな反応が寄せられている。
「春はどこに向かったのだろう、北国かな?」 「まだ温かい...」 「春が通った足跡みたいで素敵~ 別の場所に春を届けに行ったんですね」 「いなくなったってことは夏が長く居座り続けるのか... 春にもう少し座っててほしかった...」 「春って電車でくるんだ。中央線にのってくるのかな。かわいいね」 「こんな表現できる人間が近くにいるだけで幸せになれそうだなぁ」
こうした反響を受け、「Perfumeは4人いた」さんは
「引用で、ここで一句詠めたら!というような反応がありましたが、ぜひ俳句や短歌にしてみてほしいです。ぼくも短歌をやっているので、この景色も歌にしてみたいです」
とコメントした。