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全国初「学び」と「働く」を並行する「ライトシップ高等学院」が上越市に開校

上越タウンジャーナル

全国で初めて広域通信制高校課程と企業内訓練(OJT)を並行して行う広域通信制高校サポート校「ライトシップ高等学院」が2025年4月4日、新潟県上越市港町1の佐渡汽船直江津港ターミナルビル内に開校した。新しい教育スタイルに挑戦する道を選んだ15歳から20代までの1期生23人が入学した。

《画像:入学式で学生証入りのIDカードホルダーを授与された1期生たち》

ライトシップ高等学院は株式会社LIGHTSHIP(上越市港町1、松本将史社長)が運営し、職業訓練と教科学習を同時並行する「デュアルシステム」を採用した、新潟産業大学付属高校通信制課程(柏崎市)のサポート校。生徒は直江津港佐渡汽船ターミナル2階のラーニングベースを拠点にオンライン授業などで教科学習に取り組み、原則として3年間で高校卒業資格を得ると同時に、週3日程度、地元企業でアルバイトやパート社員として賃金を得ながら職業訓練を行う。

《画像:直江津佐渡汽船ターミナル2階のラーニングスペース》

上越地域を中心に建設業や製造業、自動車整備業、飲食業など幅広い業種の65社が受け入れ企業に手を挙げ、76職種がある。学院と企業がカリキュラムを作成し、生徒は企業研究や見学、インターンシップなどを経て、6月下旬から就労開始予定。またプロジェクト型学習として佐渡汽船ターミナルビルの土産店の復活にも取り組む。

入学式では松本将史学院長が「新しい高校教育を作るという挑戦を前に身の引き締まる思い」と語り、1期生に対し「本質を見極め、人を違うことを恐れず、成長できる場に身を置くというチャレンジ精神が一人一人の中に存在している」とエールを送った。

《画像:新しい教育の実践に決意を語る松本学院長》

また来賓の高橋信雄上越商工会議所会頭は「新しいスタイルの高校が上越でスタートできたことは喜び。仕事や業種はいっぱいあり、経済界や経営者は皆応援している」と激励した。

建築業に興味があるという渡辺琳湖さん(15)が1期生を代表し、「企業研究で協力企業の仕事内容をよく理解し、3年間を通して職業選択をしたい。今日から高校生と社会人の二つの立場があるという自覚と責任を持ち、実りある学院生活を全うする」と誓いの言葉を述べた。

《画像:誓いの言葉を述べる渡辺さん》

南魚沼市から入学した坂西謙太朗さん(15)は「車の整備関係の企業で働きながら、中学生の時にやっていた地域おこし活動をやりたい。楽しみでわくわくしている」と力強く語っていた。

《画像:ラーニングスペースのある佐渡汽船ターミナル》

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