<先取り学習の悩み>「学校の勉強が簡単すぎてつまらない」という小学2年生。楽しくするためには?
「学校の授業がつまらない」といった子どもの不平を聞き、どうすればいいか悩んだことはありますか? 先取り学習をしているご家庭では「授業が簡単すぎてつまらない」といった不平不満が生まれやすいもの。ママスタコミュニティにも、あるママからこんなお悩みが寄せられました。
『公立小学校に通う小2の子に「学校の勉強が簡単すぎてつまらないんだけど、どうすれば楽しくなる?」と相談されました。私は学校の勉強が好きではなかったので、「そんなことを考える人がいるんだ!」と驚いたんですが、せっかく今の現状をどうにかしたいと本人が思っているので、どうにか前向きな方向で具体的にできることなどあればお伺いしたいです。皆さんなら、なんと答えますか?』
小学2年生の勉強はまだ簡単
『小2の勉強なんて簡単だからね。うちの子も同じ小2だけど塾に通っている。どんどん先取りしている』
『つまらないものはつまらないよ。小2なんて大半の子がまだ簡単なわけで、しかも授業なんて大半がつまらないと思うなかでやっている』
たしかに小2の授業は基礎的な内容が中心で、すでに学んだことをなぞるような授業では飽きてしまうこともあるでしょう。特に先取り学習をしている子どもにとっては、学校の授業が物足りなく感じるのは当然なのかもしれません。
なかには「先取り学習が弊害では?」といったママの声も寄せられ、先取り学習のデメリットを指摘する声も。かといって投稿者さんは、のちに先取り学習は学習の基盤になると感じており、「先取り学習をやめる」といった選択は考えていないようです。であれば、ますます学校の授業の進度と個人の学習進度の差が広がってきそうですよね。
低学年は集団生活を学ぶ場所と割り切る
『学校の低学年は学校に慣れるために通っているだけだから、勉強よりもお友達を大事にすることを学ぶんだよ。高学年になってくれば、少しずつ勉強も難しくなってくるから前もって勉強しておくことはいいことだと思う』
『うちも先取りしているせいで、投稿者さんのお子さんと同じことをいっていた。だけど字も汚かったし、忘れているところもあったから「思い上がるな!」ってガツンと言ったよ。うちは勉強ではなく運動や交友関係が心配』
『学校は集団生活を学ぶところ、塾は勉強を楽しむところと伝えるのはどう? 小3ぐらいでも簡単すぎて苦痛ってなったから「中学受験してみる?」ってことで入塾』
低学年であれば、勉強よりも集団生活や体力増強に目を向けたほうがいいといった声も寄せられました。勉強がつまらなくても、学校に通う意義はたくさんありますよね。もし年次が上がっても、学校の勉強が簡単と感じるようであれば、ママの声にもあるように中学受験を検討して、塾と学校の役割を家族で決めてしまうのもありかもしれません。ママのなかにも「中学受験をしたことで、つまらなかった学校の授業が楽しくなった」といった報告もありました。
また「割り切ってママも学校の授業はつまらなかった」と共感することが大事といった声も寄せられ、子どもの気持ちを受け止めた上で、学校に通う意義を勉強以外で子どもに説明してみてはいかがでしょうか。
学校の勉強を楽しくするコツを親子で考える
『その時間をどう楽しく過ごすか考えるミッションを与えては?』
『具体的にどういうときにつまらないと思うんだろう。もし課題がさっさと終わってしまって手持ち無沙汰なら、もっと難しい問題をもらえないか先生に相談してみる。先生が忙しくて用意できないなら、自宅からドリルなどを持ってきてそれをしていいか聞いてみる。あとは分からない子のお手伝いをするとか、自分で問題を作ってそれを解いてみるとかかな』
『勉強は自分でするものだから、授業以外にもっと好きなように勉強すればいいよ!』
『私がそんな感じだったけど、楽しくない時間のなかでもみんなと同じように過ごすことや、先生の話や説明の仕方の中に自分も使えそうな文言がないかしっかり聞き逃さないように努めるとか、そんな感じで時間を過ごしていた。ノートも、集中できるレイアウトを見つけてみたり、なんやかんや忙しく過ごしていたよ』
さらにつまらない授業を楽しくするコツを親子で考えてみることが大事といった指摘も寄せられました。授業はつまらなくても、楽しくするコツはいくらでもありますよね。たとえば、授業がわからない子に勉強を教えてあげたり、綺麗に字を書いたり、ノートを工夫しながら情報を整理したりするのも一つの工夫でしょう。とくに先取り学習をしている子は、自分は人より勉強ができるといった自負から、字やノートの書き方が乱雑になってしまうことも。学習内容をわかりやすくまとめ、先生が見たときに読みやすい字で書く大切さは低学年で学んでおきたいところですよね。また、先生に相談してみるのもいいでしょう。早めに子どもが問題を解いて手持ちぶさたになった際の課題を考えてくれるかもしれません。
こうした工夫は、親から伝えないと子どもが気がつかない可能性もあります。ぜひ親子でどうしたら学校の勉強が楽しくなるか話し合ってみてくださいね。