久々に「シンカンセンスゴイカタイアイス」を自販機で買ったら、スプーンの置き方がワイルドだった
新幹線に乗る機会があると、私(佐藤)は欠かさず食べているものがある。昔は全車両で車内販売していた、通称「シンカンセンスゴイカタイアイス」ことスジャータめいらくのアイスクリームだ。あれを食べないと新幹線に乗った気がしなくて。
先日、名古屋方面に出かけた際にももちろん購入するつもりで自販機を利用したところ、その隣に新幹線コーヒーの自販機を発見。そこでコーヒーを買いつつアイスの自販機を利用したら、スプーンが意外なところに置いてあった。ワイルドだな~……。
・ドクターイエローブレンド
その日、私は朝8時の新幹線に乗らなければならなかった。新幹線に乗るときは大抵、10時や11時の便を選ぶことが多いため、この日は特別に早く出かけなければならなかったのだ。
眠気を覚ますためにコーヒーを飲もう。今の私にピッタリなコーヒーマシン。それがコレ! 新幹線コーヒーです!!
一見普通のコーヒーマシンのようだが、ただのマシンにあらず。ちゃんと新幹線仕様になっているんだぞ。アイスには取り立てて珍しいものはないが、ホットの方に「こだまブレンド」「ひかりブレンド」「のぞみブレンド」と新幹線の名前のついたブレンドが用意されているのだ。
使用している豆はいずれも中煎りで、こだまはソフトな酸味、ひかりはソフトな苦味、そしてのぞみはコクのある苦味が特徴とのこと。ちなみにサイズはビッグ(B)とジャンボ(J)の2種類で、350円と400円である。
新幹線のブレンドはこの3種だけではなく、みんな大好き「ドクターイエロー」のブレンドまであった。こちらはビッグサイズのみで500円である。幸せのドクターイエローをこんなところで見られるとは。ちょっと得した気分だ。
豆はこちらも中煎りで、強い酸味が持ち味のようだ。
さて、ブラックを購入すると、マシン上部に抽出の様子が映し出された。おお~、なんかライブ感があっていいね。ところでこれ、出来上がるのにどれくらい時間かかるのかな? そろそろ準備しないと出発時刻が迫っている。
ふと見ると、コーヒーの置台に完成までの時間が記してあった。95秒、つまり1分35秒で出来上がるんだな。それならまだ間に合う。コーヒーを買う場合は、この時間を目安にするといいだろう。うっかり乗り遅れないように気をつけないとな。
そうして、出来ました! ドクターイエローブレンドです。カップにも黄色が描かれていて可愛らしいな。
・シンカンセンスゴイカタイアイス
コーヒーのお供にはやっぱりコレだね、スジャータアイス! 新幹線には硬いアイスが合うんだよなあ、なぜだかわからないけど。やっぱりコレがないとね。
「新幹線アイスクリーム」はすでに公式の呼称。駅でも販売しているから家でも食べられるけど、これを食うな新幹線だよなあ。そう考えると、新幹線アイスクリームという呼び名はしっくりくる。
車内販売されていたものはカチカチのイメージだけど、自販機で購入したものはそれほど硬くない。柔らかくなったとしても「スゴクカタイ」も呼称に含めて欲しいところではある。
今回は「ベルギーチョコレート」(420円)を購入してみた。そういえばスプーンはどこにあったんだっけな?
あ、あった、大量にあった。無造作に商品取り出し口の下に敷き詰められているじゃないか。ワイルドだな~。スギちゃんもビックリのワイルドさだ……。
そんなわけで新幹線コーヒーと新幹線アイスを購入。これで快く名古屋方面へと向かうことができる!
コーヒーは味のバロメーターに示された通りに、酸味がしっかりしている。個人的には苦味が強い方が好きではあるけど、朝に飲むにはこれくらいスッキリしている方がいいかも。
アイスは木のスプーンでもちゃんとすくえるぞ! 昔の硬いアイスは食べるのに苦労したなぁ……。それも新幹線アイスの特徴のひとつだったので、すんなり食えるとそれはそれで寂しくもある。
もしも新幹線を利用する予定のある人は、コーヒーとアイス、それぞれお試し頂きたい。きっと素晴らしい旅のお供になるはずだ。
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24