「食事制限だけ」では痩せてもたるんだシルエットになる理由【眠れなくなるほど面白い 図解 筋肉の話】
食事制限だけでは痩せてもたるんだシルエットに
「体重を減らす見た目がよくなる」とは限らない!?
「痩せるとスタイルがよくなる」「痩せるには、食事制限が簡単で効率的」と、つい思ってしまいがちです。実際食事を減らせば、不足するエネルギーを補填するために体の貯蔵栄養である脂肪や糖が分解されるので、体重は減ります。数値にあらわれやすく、体重計に乗るのが楽しくなるでしょう。
でも、それだけで見た目がよくなることは難しいのです。家に姿があれば、その前に立ってみてください。体重を減らしたあなたは、本当に見た目がよくなっていますか?「痩せた」というより「やつれた」になってはいませんか?短期間で急に行う食事制限では、体脂肪だけでなく筋肉も分解されてエネルギーとして使われるので、たるんだシルエットとなってしまいます。体に必要な骨や赤血球なども減るので、さまざまな不調も招き、体力が疲れやすくもなります。そのうえ心理的なストレスがかかり、摂食障害などを引き起こすリスクも高まります。
水分やビタミン、ミネラルも不足し、ホルモンの分も悪くなるので、肌が乾燥したり荒れたり美容上もマイナスです。健康で引き締まった体は、しっかりした筋肉量を保ったまま体脂肪けを減らすことで獲得できます。そのためには食事コントロールは不可欠ですが、それだけでは見た目がよくならないのです。
食事制限で急に体重を落とすのはNG
急激な食事制限は、体に必要な水分や筋肉、骨などが減少し、さまざまな不調を引き起こしてしまう。
筋肉量の減少・骨密度の低下
→体力低下/体調不良水分の減少
→肌がカサカサ心理的ストレス
→摂食障害のリスク
見た目の美しさには筋肉が必要不可欠
引き締まった体疲れ知らずの体みずみずしい肌健康的なメンタル
内面の健康は外見にあらわれる!
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 筋肉の話』著:坂詰 真二