市民病院 クロアチア大使が訪問 内視鏡センターなど見学
クロアチア駐日大使のドラジェン・フラスティッチ氏が先月27日、藤沢市民病院(藤沢)を訪問し、最先端の内視鏡手術と内視鏡センターを見学した。
この日は、同院で行われた「全身麻酔下ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)」という内視鏡手術を見学したほか、内視鏡センターの設備についても機材の説明を受けた。
見学を終えフラスティッチ大使は「日本の内視鏡手術に深く感銘を受けた。この訪問を通じて、協力の重要性を改めて実感するとともに、日本とのパートナーシップを深め、クロアチアの内視鏡治療技術の向上と知見の共有に努めたい」とコメントした。
同院では、消化器内科の福地剛英医師が2018年から、早期消化管がんにおける内視鏡診断と治療について横浜南共済病院の医師とともにクロアチアでの技術指導・支援を行っており、今回の見学もこの一環。クロアチア駐日大使が同院を見学したのは今回が初。西川正憲院長は「クロアチア駐日大使に来院いただき、大変光栄。今後もクロアチアと日本の医療を通じた交流が続くことを願います」と話した。