七国スピリッツ 全国大会でSMBC賞 八王子勢 ベアーズも奮闘
市内の小学生タグラグビーチーム「七国スピリッツ」と「いずみの森ユナイテッドベアーズ」が2月23日・24日に埼玉県で行われた「SMBCカップ第21回全国小学生タグラグビー大会」に東京代表として出場。七国スピリッツが「最も多くのトライを獲得した」チームに贈られるSMBC賞に唯一選ばれた。
通常のラグビー競技からタックルなどの身体接触プレーを除き、子どもでも安全に取り組めるタグラグビー。だ円形のボールを持って走り、タグ(ひも)を取られないようにしながらトライ(得点)を目指すスポーツで、七国スピリッツは七国小やみなみ野君田小など、七国地域の児童らが集まり2009年に発足した。
同チームは全国大会であるSMBCカップ本戦への出場を目指し、今年1月に行われた東京ブロック大会に参加。全勝で優勝し、2位通過した「いずみの森ユナイテッドベアーズ」と共に、東京代表として全国に駒を進めた。
23・24日に埼玉県で行われた全国大会では、各ブロック大会の代表24チームと、三支部協会推薦の6チーム、計30チームがエントリー。6グループに分かれ総当たり戦を行った後、大会本部選定の1チームと交流戦を実施。計5戦が繰り広げられた。
4勝1引き分け
優勝経験豊富な新田ウォーリアーズ(北関東代表)との引き分け以外、4勝を収めた七国スピリッツ。5勝したチームもあったが、総トライ数が評価され冠スポンサー名であるSMBC賞が贈られた。コーチでみなみ野君田小学校教諭の亀田慎也さんは、「(ウォーリアーズ相手に)気後れしない強い精神力とメンバー同士声かけしモチベーションを高められたことがよかったのでは」と分析。主軸となった6年生のなかには怪我で出場できなかった選手もいたが、「セットの早さなどを意識して上手くできた」「どのチームの人よりも声が出てたと思うし、ゲームの流れを持ってこれた」など、発足以来初となる同賞を喜んだ。
悔し涙ふいて
同じく東京代表として出場したいずみの森ユナイテッドベアーズも奮闘。大会2日前に主力メンバーの1人が怪我をするというアクシデントに見舞われながら、補填メンバーが踏ん張り、2勝3敗となった。コーチの福田健一さんは「悔し涙を見せた子もいたが、みんな精一杯いいプレーをしていた」と選手たちを称えた。