愛嬌たっぷり!うみがたり「ダンゴウオ」特別展
丸い体と腹部の吸盤が特徴のダンゴウオの生態や魅力が分かる特別展が、上越市立水族博物館みがたりで1月17日(金)から始まっています。
丸い体に腹部の吸盤が特徴の「真冬のアイドル」ともいわれる魚 ダンゴウオ。うみがたりではダンゴウオの魅力や生態を多くの人に知ってもらおうと、「まるっとぴたっとダンゴウオ」と題し、特別展を開くことにしました。
会場には日本海に生息しているものを中心に、5種類が展示されています。
うみがたり 村上真衣さん
「ダンゴウオ科の魚は丸い体が特徴。あまり泳ぎが得意ではないので、海で流されないようにおなかの腹びれが吸盤に変形している。多くの種類は深海に普段は生息していて、繁殖時期に浅瀬にやってくるのが特徴」
特別展では5つのエリアが設けられていて、飼育スタッフが描いたイラストを使って生態を紹介するパネルエリアや、すごろくゲームで遊びながらダンゴウオの一生が学べるエリアなどがあります。
来場者
「ダンゴウオかわいい」
「ダンゴウオの存在をはじめて知った。思ったより小さかった。飼ってみたい。飼ったらかわいいだろうなって思う」
また、エリアのひとつには「サクラダンゴウオ」の展示コーナーもあります。サクラダンゴウオは8年前の2017年に新種として登録され、一昨年うみがたりが国内ではじめて繁殖に成功しました。今回の展示では、うみがたりが繁殖させた3センチほどの成魚から今月生まれたばかりの1センチに満たない稚魚を見ることができます。
うみがたり 村上真衣さん
「まだまだ知らない人が多い。ダンゴウオの仲間たちを紹介しているこちらの特別展『まるっとぴたっとダンゴウオ』の名前の通り、みなさんの心にぴたっと寄り添ってもらえたらうれしい」
特別展「まるっとぴたっとダンゴウオ」は、4月13日(日)まで開催されています。また、うみがたりでは今年で100回を迎える高田城址公園観桜会に合わせ、サクラダンゴウオの水槽を観桜会記念バージョンにアレンジして、2月7日(金)から展示する予定です。