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忍者になってスポーツを好きになろう!300の“遊び”から生まれる子どもたちの可能性|『忍者ナイン』

Sports

忍者になって、運動能力が上がる!?

やる気スイッチグループが展開する、スポーツバイオメカニクス研究から生まれた新しい発想であらゆるスポーツに応用できる運動能力の礎をつくる幼児・小学生年代向けのスポーツ教室、『忍者ナイン』。
すべてのスポーツにつながる動作を遊び化した「できる、楽しい」に焦点を当てた300種類以上のプログラムを展開しています。

やる気スイッチグループで忍者ナインに携わる植木五行さん(以下、植木)にお話を伺いました。
忍者ナインのルーツやそこに至る想いとはーー。

「できる」から「楽しい」へ 遊び化した運動のプログラム

ーー幼児から小学生向けに全国で教室展開されている『忍者ナイン』。その指導方針や特徴はどういったものでしょうか。

植木)忍者ナインでは、普通のトレーニングやスポーツの練習ではなく、科学的根拠をもとに遊び化した子どもたちが楽しめるプログラムであることが1つの大きな特徴となっています。
東京大学名誉教授の深代千之先生に監修いただき、スポーツバイオメカニクスを軸に運動内容を設定しています。正しい身体の使い方をしていくことで、すべてのスポーツに繋がるベース形成を目指し、筋力がない子どもたちでもできる遊び化した運動プログラムになっています。

ーー幼児から小学校高学年まで、対象の幅も広いですよね。

植木)幼児の子どもたちがいきなり難易度の高い動作を経験するのではなく、年齢や能力など一人ひとりに合ったレベルのプログラムに取り組む段階的指導を取り入れています。
子どもたちが“失敗”や“できない”という経験ではなく、「できたという成功の体験」を積み重ねることで運動に自信を持って取り組んだり、楽しくやることに繋がっています。

ーーこの忍者ナインを立ち上げる際に、どんなことを軸に考えていたのでしょうか。

植木)忍者ナインは、すべての子どもたちにより多くの運動を経験してほしい、それだけでなく「すべての子どもたちに運動を好きになってほしい」ということをキーワードとして、プログラムを作り出しました。

現在、学校体育という現場で運動に触れる機会はあるものの、そこであまり良い記憶がなかったり、良い思いをしなかったことから「運動嫌い」のまま成長し、大人になったときにスポーツや運動に縁のない生活を送る人が多いです。そうした状況から、もっとスポーツに触れていただくために、子どもの頃から運動を楽しみ、運動を好きになってほしいというところから忍者ナインの構想は始まりました。

年齢に合った運動や動作があることを学ぶ中で深代先生にお会いし、やる気スイッチグループで約1年かけて、“楽しめるプログラム”を作ろうと取り組みました。深代先生には科学的根拠をもとに、子どもに必要な動作を段階的に指導できるようなアイデアを出していただき、私はそれらを“遊び”として成り立つプログラムにしました。

ーー植木さん自身が、こうした子どもたち向けのプログラム作りに注力するようになったご自身の背景を教えていただけますか?

植木)私自身のキャリアは、テニスのトレーナーからスタートしました。成人選手を対象にトレーニング構築を担っていましたが、私自身はテニス選手の能力はテニスだけで鍛えられるものではなく、サッカーで培うフィールド感覚や、バスケットボールの空間認知能力なども必要で、いろいろなスポーツを経験することを大切にしていました。

小学生にも指導をするようになり、年齢が低いほど運動能力が固まっておらず、吸収力も高いので“運動能力を伸ばせる可能性はすごく高いのでは”と思うようになりました。
さらに縁あって幼稚園の正課体育の指導をするようになると、子ども達は運動をする為に幼稚園へ来ているということではないので、身体を動かすモチベーションが小学生とも違います。「どのように運動に興味をもたせるか?」という点にも着目するようになり、“運動のプログラムを遊び化する”という方向性にたどり着きました。
こうしたことをもっとたくさんの人たちに伝えることができれば、スポーツ界を変えることができるのではないか?という夢を持つようになったときに、やる気スイッチグループと出会い、深代先生にお会いしたことでさらにプログラムが深まり、最初に約300種類のプログラムを作ったことから『忍者300』のプログラムが始まりました。

ーー実際にプログラムを運営していく中で、忍者ナインに参加する子どもや保護者からどのような形で喜ばれていますか?

植木)子どもたちは、いろいろな動作ができるようになると「運動が楽しい!」というのが表情からわかります。実際に話を聞くと、「やっていて楽しい、走るのが速くなった」という感想を言ってくれます。そういったことから自身の成長を体感し、楽しみながら忍者ナインに通ってくれていますね。
保護者が実際にレッスンを見たり、公園での遊びや学校の運動会の様子を見ると、子ども自身の走るフォームや速さが変わっていると実感できるそうです。加えて、運動に取り組んでいるときの表情が全然違う!と言われることもあります。今まで運動に対しどちらかというと苦手意識を持ってた子どもが自信に満ちた表情で運動会でかけっこをする姿に、運動面での変化と社会性の心の成長を感じていただけていると思っています。

運動だけではなく社会性も 子どもたちの可能性を広げる取り組み

ーー精神性、社会性を育むという面ではどういったアプローチをされていますか。

植木)実際のレッスンでは、『中忍』という幼児クラスと『上忍』という小学生クラスに分かれる時間と、『中忍』と『上忍』が一緒に行う“忍者バトル“という活動があります。忍者バトルでは、普段関わりの少ない年齢の子どもたちでチームになってゲームに取り組むことで社会性の成長が見込まれます。

年齢が下の小さな子たちは、小学生のお兄さんお姉さんの話をしっかり聞きながら、頑張ってチームで勝てるように作戦を理解し、自分なりに一生懸命取り組むことで、先生とは違う年上の人との関わりの中から社会性を育んでいます。反対に小学生の子どもたちは、幼児の子どもたちをサポートしたり、先生のようにいろんなことを教えてあげたり、ときには寄り添ったりして、チームとしてのさまざまな活動をチームとして行動できるようにしていくというのが小学生の役割だということをバトルの中で子たちに伝えています。小学生ながらに自分でしっかり考えて、自分で決断しながら行動していくことで想像力を育むことにもに繋がっていきます。また、難しい言葉を小さい子に噛み砕いて伝えたり、同学年同士とは違ったコミュニケーションをすることでもコミュニケーションスキルや対人スキルを磨くことに繋がっています。

ーー多くの子どもたちに触れていく中で感じる、小学生年代のスポーツにおける課題はどんなことがあるのでしょうか?

植木)小学生年代のスポーツ課題の1つは、運動の習い事をしていない子どもたちが、小学校体育でしか運動に触れる機会がないところです。また、習い事をする子でも、決められた1つのスポーツに絞ってしまうことも課題だと捉えています。

親が経験していたスポーツから運動に触れていく事例は多いですが、実際野球をやっていた親のお子さんが野球に向いているとは一概には言えず、他のスポーツの素質があるなど、可能性は無限大です。そうしたことを踏まえて、親や周囲の大人たちが決めてしまうのではなく、すべての運動、スポーツに触れる経験をすることが大切だと考えています。
忍者ナインでは、1つのスポーツに絞り込まず、子どもたちがすべてのスポーツに繋がる基本的な身体の使い方を身につけていくことを大切にしています。年齢が上がってやりたいスポーツが見つかったときに、ゼロからのスタートではなく、類似した動作を経験していることで苦手意識がない状態でスタートできるように、子どもたちの可能性をできる限り広げてあげるというのを考え方のベースとしています。

ーーそうした子どもたちの可能性を広げる、忍者ナインならではの取り組みはありますか?

植木)取り組みとしては「子どもたちに向いているスポーツは何か」を簡単なテストなどから数値化し、向いているスポーツを導き出す『スポーツ適性ナビ』というものがあります。

年2回、テストで走るや投げるをはじめとした9つの動作で優れている能力を分析し、レーダーチャートで自分の適性と各家庭で選んだ気になるスポーツに求められる適性と比較したり、自分がどのスポーツに向いていているのかマッチングをしたりして、子どもがどの能力が伸びていて、どのスポーツに向いてるのかをフィードバックしています。
実際マッチングのスポーツにハンドボールと出た子が忍者ナインを卒業して中学生になってからハンドボールをやって、気づいたら県代表になっているようなこともあります。
子どもたちはまだ知らないスポーツもたくさんあるので、レッスンやスポーツ適性ナビを通じて、子どもたちにさまざまなスポーツがあるんだということを伝えられ、子どもたちの可能性を作っていくというのが課題に対しての大きな取り組みと考えています。

ーー今後の展望をお聞かせください!

植木)まず、今以上に忍者ナインの教室を全国的に広げ、全国の子どもたちが忍者ナインのプログラムに触れることができる環境を作っていくというのが忍者ナインとしてする展望かなと考えています。
子どもたち自身がいろんな場所に飛び込んで、いろんな可能性に挑戦していけるような環境を忍者ナインとしても作っていけたら将来的にいいなと思います。

ーーありがとうございました!

応援企業からのコメント|リコーリース株式会社【PR】

“子どもたちの持つ可能性”は無限大であり、なかでもスポーツは「できる!」という気持ちや「好き!」という気持ちを育み、夢や未来につながるものだと感じています。
とくに「できたという成功体験」の積み重ねは子どもたちだけではなく、我々大人たちにとっても重要なことであると日々感じております。今回ご紹介された『忍者ナイン』は、未来ある子どもたちのために科学的知見を活用したプログラムになっており、「すべての子どもたちに運動を好きになってほしい」という気持ちが保護者としての目線からも見えてくるものです。

改めて、スポーツが得意・不得意関係なく誰もが楽しみ、人生が豊かになるためのものであると感じ、とくに小さい頃から“スポーツに親しむ”環境づくりは必要なものだと感じています。私たちリコーリースは、こうした教室やスポーツクラブのお金まわりの困りごとに対して、課題解決できる集金代行サービスを提供させていただいており、よりよい環境を提供できるようにご協力していきたいと考えております。

応援企業紹介 リコーリース株式会社

1984年より、集金代行サービスを提供しており、これまで20000社以上の導入実績がございます。
集金代行サービスは口座振替サービス、コンビニ決済サービスの2種類の商品の取り扱いがあり、スポーツスクール様には特に口座振替サービスをご利用いただいております。口座振替サービスとは毎月の月謝等をスクール生もしくは保護者の指定口座から引き落とし回収するサービスです。
豊富な実績・経験・知識をもとに、スクール現場がより良い環境になるよう支援しています。

【会社概要】
経営理念:私達らしい金融・サービスで豊かな未来への架け橋となります。
設立:1976年12月
資本金:78億9686万円
売上高:3083億円3562万円(2024年3月期)
事業内容:リース&ファイナンス事業、サービス事業、インベストメント事業
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お問合せ先:0120-727-702(平日9:00~17:00)

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