京都ラーメンの名店が祇園で復活!元祖唐揚げも健在!〆にも最適「麺 金ちゃん」
惜しまれつつ閉店した京都ラーメンの名店「金ちゃんラーメン大徳寺総本店」。創業者の一番弟子が受け継ぎ、祇園にて復活させました!ファン待望の一軒です。
懐かしの一杯が祇園で復活
京都市北区、かつて存在した「金ちゃんラーメン 大徳寺総本店」。1974年に創業し、地元で長年親しまれてきたラーメン店です。大判の豚バラチャーシューが乗った豚骨醤油ラーメンと、カリッと揚がった唐揚げで一世を風靡。一時はフランチャイズ展開もされ、東京にも出店するなど、京都を代表するラーメン店のひとつでした。
しかし時代の流れとともに店舗数は徐々に減少。総本店も2019年3月、惜しまれつつ閉店。そして現在、店舗は取り壊されて更地となっています。
そんな「金ちゃんラーメン」が、閉店から6年の時を経て2025年4月、祇園の地でまさかの復活!場所は祇園縄手・富永町にあったラーメン店「いつわ」。その店舗をリニューアルし、再出発を果たしました。
実は「いつわ」のオーナーは、金ちゃんラーメン創業者の一番弟子。「金ちゃんラーメンの火を絶やさないでほしい」という言葉を受け、長年悩んだ末に屋号を継ぐ決断をしたそうです。懐かしのロゴもしっかり復活。
店内も屋台風のカウンターに、テーブル席が2卓とリニューアルされ、どこか昔の雰囲気を感じさせてくれます。ランチ営業はなく、営業時間は18時半〜深夜3時(※週末は4時まで)で、深夜の〆ラーメンとしても重宝します。
気になるメニューはこちら。
ラーメンは、金ちゃんラーメン、こってりラーメン、あっさり中華そばの3種類で、もちろん名物のから唐揚げもスタンバイ。
やきめしのほかコロッケなどもあり、セットメニューも用意されています。
名店の味を再現
懐かしの金ちゃんラーメンと唐揚げを注文。
ラーメンは当時のレシピをベースにブラッシュアップ。唐揚げは当時のレシピそのまま、完全再現とのことでした。
金ちゃんラーメンは、大判の豚バラチャーシューが2枚、もやし、九条ネギ、メンマ、背脂がトッピングされた一杯。
鉢いっぱいに具材が盛りつけられていて、見た目から食欲をそそられます。
豚骨、鶏ガラ、野菜をベースにしたスープで、濃いめの味付けです。一口目パンチはありますが、くどさはありません。
豚骨と鶏ガラのコク、野菜の甘み、醤油の風味が一体となったまろやかな美味しさで、懐かしさも感じる味わいです。
麺は当時のものとは違いますが、今のスープにあわせてブラッシュアップした特注。中太麺を使っていて、キレのある歯応えとしなやかな食感が特徴的。スープと背脂が麺に絡みます。
大判のチャーシューで、食べ応えあり。 バラ肉特有、脂の美味しさが光ります。スープの味も染みて美味しいです。
卓上調味料には、辛味噌、一味、こしょう。お好みでどうぞ。
金ちゃんラーメンの代名詞、元祖唐揚げは完全再現とのこと。
唐揚げは注文から10分ほどかかるので、最初に注文してくださいね。
懐かしさのある少し焦げ感もある手羽元をつかった唐揚げです。
カリカリでクリスピーな衣が心地よく、手羽元なので肉汁たっぷりでジューシー。下味もしっかりで、ごはんにもビールにもあいます。ガッツリとかぶりついて食べてください。鶏の美味しさが口の中いっぱいに広がります。
マストオーダーの一品です。
キャッシュレス対応で便利。
今回訪れた時は、金ちゃんを懐かしんできたお客さんがおられて和やかな雰囲気でした。
長年愛されてきたラーメンが、まさかの祇園のど真ん中に復活。懐かしの一杯、堪能してください。
店舗情報
店名:麺 金ちゃん
住所:京都市東山区大和大路通四条上ル末吉町101 小姐ビル 1階
営業時間:18:30〜27:00 ※金曜、土曜は深夜4時まで
定休日:日曜