移住したい県ランキング!3位は栃木県、2位は群馬県、1位は?
コロナ禍を機に、移住に踏み切った方も多い現在。移住先としてどのような場所が人気になっているのでしょうか。
今回は、2023年移住希望地ランキングをもとに人気の移住地について解説!移住を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
移住希望地1位は静岡県
21年にわたり全国の自治体と連携して地方移住を支援する、認定NPO法人ふるさと回帰支援センターが調査を行いました。同調査は2009年から実施しているもので、今回が15回目。本記事では2021年からの推移をもとに、結果を見ていきましょう。
2023年は移住希望地に群馬県がランクイン
2022年は1位に静岡県、2位長野県、3位栃木県という結果でしたが、2023年は1位静岡県、2位に群馬県、3位に栃木県という結果になりました。2022年に2位だった長野県は、2023年に4位となりました。
群馬県における、2位ランクインは初めて
群馬県内の全35自治体がセンターの自治会員となり移住者の受け入れを積極的に行ったことが要因と言われています。また上位3県は都心部に近いエリアがノミネート。コロナ禍に引き続き都心部の人気が依然高いことが分かります。
4位以降の永野、宮城、福岡、北海道などは移住ブームをけん引する地方都市でいまだに人気が高いと分かります。
地方移住のメリット・デメリット
ここで改めて、地方移住のメリットとデメリットを見てみましょう。地方移住は近年トレンドにもなっていますが、メリットだけでなくデメリットも潜んでいます。確認していきましょう。
地方移住のメリット
地方移住のメリットは、自然豊かな場所での暮らしを実現できることです。都心部とはちがった空気や自然を感じられるため、都会での暮らしが肌に合っていないと感じる方にはピッタリでしょう。
また都心部と比べて物価や賃貸の値段が安いこともポイント。家賃の問題で狭い部屋にしか住めないケースであっても、地方へ移住することで都心部よりも安価に広い部屋へ住むことができます。
地方移住のデメリット
地方移住のデメリットとして、まず働き口の問題が挙げられます。都心部よりも人口が少ないため働き口も少なく、理想の職場環境に就くことが難しくなることもあります。フルリモート勤務など職場の住所にこだわらない働き方ができるのであれば、問題ないでしょう。
また地方の場合、基本的な移動は自家用車です。すぐに公共交通機関で行ける都心部での暮らしに慣れていると、不便に感じることも。自家用車の有無から考え、今後地方移住に踏み切るのかは検討するのが良いでしょう。
移住したい県ランキングTOP10の特徴をご紹介
ここでは、移住したい県ランキングTOP10をご紹介!移住を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1位:静岡県
2021年から2023年までの3年間1位を獲得している静岡県ですが、消費支出や物価など多くの項目で平均的な数値になっており、メーカーでのテスト販売で活用されるエリアでもあります。このように多くの項目において平均的な静岡県は、移住しやすいということで人気を集めています。
さらに新幹線が多く通っているため、関東・関西どちらの方向であっても行きやすいことも人気の1つと言えるでしょう。
2位:群馬県
災害が少なく、本社機能を移す大企業も多いという特色から、第2位に食い込んだ群馬県。群馬県は温泉が有名で豊かな自然も多い一方、東京までは車で1時間というアクセスの良さも人気の一因と言えます。
また就労支援や子育て支援なども充実しているため、移住しやすい環境にあることもメリットと言えるでしょう。
3位:栃木県
東京から宇都宮までは新幹線で50分など、都心へのアクセスが良い栃木県。都心に近い宇都宮や小山エリアなどがある一方、自然を楽しめる那須エリアや昔ながらの街並みが続く栃木市といったように様々なライフスタイルを楽しめます。
4位:長野県
移住地だけでなく観光地としても人気の高い長野県は、観光・レジャー施設が多く存在する自然あふれるエリアでありながらも、東京まで新幹線で1時間半という好立地な場所。長野県内でも都市部と自然あふれる地域とのバランスが良く、住みやすいといわれています。
5位:宮城県
東北地方に位置する宮城県は、都市部がコンパクトに収まっているため都心部と似たような生活ができると人気を集めています。なお、宮城県仙台市は東北一小さな都市と呼ばれています。
仙台市を離れると豊かな自然が広がっており、都市部と自然のバランスが良いのも人気の一因。また気候も暑すぎず寒すぎないため、暮らしやすいのもメリットです。東北と言えば雪が多く降るというイメージもありますが、宮城県の降雪量は少ないため実生活で困ることはあまりないでしょう。
6位:福岡県
都市部が博多や天神とコンパクトなエリアにまとまっている福岡県。九州内では最も大きな都市を持ち、九州圏内やアジア諸国の玄関口としても注目されています。福岡県は東京都心からは遠いものの、適度な都市部と自然部のバランス、また食べ物がおいしいというのも人気の一因と言えるでしょう。
7位:北海道
観光地としても人気の高い北海道。北海道は広大な土地を保有していることから、住居にかかるお金が比較的安価です。そのため夢のマイホームを持ちたいという理由で北海道に移住する方も多いようです。また北海道と言えば、広大な自然が織りなす海の幸。グルメな方にはうってつけのエリアといえます。
しかし、北海道は寒さの厳しい地域。夏は過ごしやすいですが、冬は積雪や凍てつく寒さなど過酷な環境になることも少なくありません。北海道で家づくりを検討する際は、断熱性をチェックすることが大切です。
8位:山梨県
東京へのアクセスに長けている山梨県。最近では富士山近くのレジャー施設もコロナ禍を機に人気を集めており、全国からキャンプ好きが集まるエリアとなりました。
ただ、山梨県は甲府盆地に位置しているため夏は厳しい暑さになることもあります。
9位:山口県
山口県は教育制度に力を入れていることで有名。地域と学校で協力するコミュニティスクール設置率は全国1位と、子育てしやすい県として人気を集めています。山口県は安定的な地価を保っており、比較的住居に困らないというのも人気の一因でしょう。
10位:広島県
田舎と都会のバランスが整っている広島県。広大な海と山、双方の自然が楽しめると近年人気になっています。広島県は造船や鉄鋼などの重工業で栄えたルーツがあるため、就労のしやすさも人気の一つと言えます。
まとめ
今回は、人気の移住地TOP10をご紹介しました。それぞれの地域でメリット・デメリットがあると分かりましたね。移住は家族や人生における大きな決断となりますが、メリット・デメリットを押さえながら検討すると良いでしょう。