【魚津ブルーベリー狩り】早月川扇状地で約30品種90分食べ放題【むかいさんちの農園】100%手作りジャムやアイスも
富山県内では6月から8月にかけて旬を迎えるブルーベリー。完熟したブルーベリーは、酸味も甘みもジューシーさも格別です。
そんなブルーベリーを畑で摘みとって好きなだけ食べることができる「ブルーベリー狩り」も、いよいよシーズンイン。普段はなかなか手に入らない珍しい品種と出会えたり、子供と一緒に食育を体感したりと、フルーツ狩りを存分に楽しみたい人は必見です。
農業を通じて魚津に貢献「むかいさんちの農園」
富山県魚津市、早月川の扇状地が広がる吉野地区の「ブルーベリー狩り体験園 むかいさんちの農園」。
国道8号と北陸自動車道に挟まれた小高い丘の見晴らしがいいエリアで、魚津水族館やミラージュランドにも近く、子供と一緒におでかけするにも便利なロケーションです。
「地域に育ててもらった恩返しがしたい」 念願の農園を開園
「むかいさんちの農園」ということで、てっきり農園主の名前は「むかいさん」かと思いきや、本名は向中野 芳和(むかいなかの よしかず)さん。
「苗字が長いからか、昔から短縮して呼ばれています。覚えてもらいやすいように“むかい”にしました」(向中野さん)
魚津市出身の向中野さん。小学生のころから農産物の栽培に関心を持ち、大学ではバイオや遺伝子工学などを専攻、オーストラリアで農業就労も体験しました。
大学卒業後は魚津市役所の職員として9年間、地域行政に携わり、2017年に念願の農園を開園しました。
「リンゴやナシの栽培が盛んな魚津市にないフルーツを作りたいと考えていて、摘みとり体験もできるブルーベリーにしました。地元の皆さんに育てていただいたという想いもあり、地域に少しでも貢献できる農園を目指して、現在も奮闘中です」(向中野さん)
魚津にないフルーツを… ブルーベリー約30品種1000本を栽培
開園して9年。
栽培や収穫のよろこびを感じながら、地元のみなさんに楽しんでもらえるブルーベリー作りを追求しつづける向中野さん。農園では現在、約30品種1000本を栽培していて、シーズン中はいつ来ても最低5品種は食べ比べを楽しめるんだそう。
6月から7月初旬にかけてのおすすめ品種は「スージーブルー」。
「酸味が少なくて、粒が大きいです。100円玉ぐらいの大きさで、なかには500円玉ほどのものもあります。硬くてパリッとした食感で食べごたえも抜群。酸味と甘みのバランスが品種によってさまざまなので、食べ比べも楽しいですよ」(向中野さん)
摘みとりのポイントは?
摘みとりのポイントは…
「ぶどうは1房ごとですが、ブルーベリーは1粒ずつ熟していきます。ですから、房のなかでも大きいものから摘みとって食べてみてください」(向中野さん)
ブルーベリー狩りは8月下旬までの土・日曜を予定していますが、生育状況によっては平日営業も行うとのこと。こまめにWEBサイトを確認してみてください。
「1粒1粒の収穫は結構大変でして、皆さんにブルーベリー狩りを楽しんでもらえないと、私、ダウンしちゃいます」と、笑顔の向中野さん。
地面には防草シートを敷かれているので、足元を気にせず快適に摘みとりを楽しめます。向中野さんのためにもたくさん食べて帰ってくださいね。
キッチンカーでアイスクリームや手作りジャムも
丹精込めて育てたブルーベリーは、アイスクリームやブルーベリー100%の手作りジャムなどでも味わうことができます。
フレッシュでジューシーなブルーベリーとアイスクリームを一緒にほおばれば、ベリーの甘酸っぱさもより一層際立ちます。
ブルーベリー狩りでたっぷり果実を食べたあとでも、別腹でペロリといけちゃいますよ。
秋にはブルーベリーあんのたい焼き
向中野さんのイチオシは、地元魚津の老舗和菓子店の白あんで作った特製ブルーベリーあんのたい焼き。
ブルーベリー狩りのシーズンが終わり、一段落したらキッチンカーでの販売が始まるとのこと。秋の訪れが待ち遠しいですね。
安心・安全に食べられるよう手間暇かけて栽培されたブルーベリー、生食でもスイーツでもひと味違うおいしさを堪能できます。
ブルーベリー狩り 概要
住所 富山県富山市魚津市吉野549
期間 2025年6月中旬~8月下旬(予定)
営業 基本は土・日曜 生育状況によって平日も営業
時間 1部8:45~10:15(受付8:45~9:15)、2部10:30~12:00(受付10:30~11:00)食べ放題
料金 大人(中学生以上) 1500円
小学生 1000円
3歳以上 500円
2歳以下は無料
予約 WEB(https://mukainakano.com/)の専用フォームから
【むかいさんちの農園】
住所 富山県魚津市吉野549
営業時間 6月下旬~8月下旬(土・日曜 ※生育によって平日営業もあり)
10:00~12:00