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浅場サーフでのボートルアー釣行で40cmヒラメと43cmマゴチをキャッチ【兵庫】アワセに課題

TSURINEWS

サーフエリアで仕留めたヒラメとマゴチ(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

晩秋から冬にかけて、釣り人にとって熱いターゲットとなるヒラメとマゴチ。シャローなサーフエリアでのキャスティング釣行は、自然との駆け引きを楽しむ格好の舞台です。今回の釣行では、高砂市のサーフエリアに挑み、ヒラメ40cmとマゴチ43cmをキャッチ。初心者にもおすすめの装備や釣法を交えながら、その楽しさと奥深さをお届けします。

ヒラメ狙いのサーフルアー釣行

今シーズンは、ひとり気ままにボートジギングで、晩夏からこれまでハマチを釣っていました。好調な青物ジギングは朝の時間帯で釣果を上げていたのですが、忘れていた昨年からの「ヒラメ修行」、晩秋からシーズンのひとつです。

ヒラメ用のソフトルアーとシーバスロッドを持って、係留地近くの高砂市のサーフエリアに向かいました。夏は、ここでシロギスを釣ったシャローエリアでヒラメにマゴチのフラッター狙いです。

ヒラメを釣るのは難しい

どんな釣りでもですが、特にヒラメを釣るのは難しいと思っています。だから、ヒラメ修行と自分で名付けていて、今年は顔を見ていません。

難しい釣りだし、砂ものヒラメ師の方々でも言わないけれど、ボーズが随分あるようです。活きイワシをたっぷりと用意した釣り船と違うので、ボートからでもサーフキャスティングとほぼ同様です。となれば、そう簡単なものではなく、まさに素人には修行で思うようにいきません。

回数を重ねるのが一番でしょうが、釣れないと次にもう一度がなかなかで、シロギス釣ってればいいし、ジギングに行こうかと、軟弱なことをしていました。

11月の釣況

11月に入ると砂もの情報があちこちで聞こえてきました。数が出る魚ではないので、2〜3匹でも大したものです。それも、瀬戸内の姫路や高砂のシャローなサーフエリアですから、こんな近場でこんなヒラメが……釣れています。

砂浜があって、石積みやコンクリの突堤などがあるエリア、ショアキャスティングで釣れるんです。小艇は、ロングキャスティングの射程外に位置取っているくらいの差で、同様のロケーションです。

ハマチもシロギスも潮が良く動いて食い気が出て、腹が減っていれば喰ってきます。高貴なヒラメの大将も凄みのあるマゴチも、腹が減っていれば、あの大きな口でためらわずに喰うはずです。

そのひとつの要因の適水温が、ヒラメ13〜23℃ マゴチ9〜26℃と言われますが、15〜20℃というのが最適でしょう。現在21℃なので、越冬で深場に行く前の栄養補給に食べる時期、腹が減って何でもうまいというシーンができあがっています。

釣行開始

夜明け前の薄暗い時刻に出航。サーフエリアに行く前に沿岸のテトラ周りで、ミノーをキャスティングします。フローティングミノー99mmを投げて、シーバスやハマチを探ります。

朝一番の薄暗さで回遊していれば喰って来るのですが、これは不発。サーフエリアの水深4〜5mに移動をします。好物のシロギスがいるエリアですから朝ごはんの時間のはずで、潮は満潮に向けて緩く動いています。ここでシロギス釣りの時ならば、かなり良い潮です。

当日のタックルとルアー(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

本命のヒラメをキャッチ

Mタイプのボートシーバスロッド、24〜28gのソフトルアーのキャスティングに良いバランスですし、型ものが喰っても十分に渡り合えます。40〜50m投げて、底を取って泳がせてまた底を取っての繰り返しです。

すると、コツンクンとアタリが出ます。アワセのタイミングが「釣れっこない」と半信半疑なので遅れが出ます。うれしい次のアタリ、コツングンそれッで重量感が乗ります。見えてきたのは、待望のヒラメ。慎重に玉網に入れ、万歳です。

本命のヒラメを仕留める(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

マゴチを手中

何回かのアタリが取れずですが、次はマゴチです。鯰みたいなのが良く引き、フラッター2匹目。

マゴチをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

そして、次はもう少し大きい。グングン引き、ドラグが音を出していきます。4000番のリールなら力不足はなく頑張れるのですが、残念なフックアウト。アワセが足りていないようです。PE1.0号を意識して緩めのドラグも原因のひとつでしょう。強く引いた時にジリッと出るくらいの調整がベストですが、失敗です。

それくらいから、潮が止まりアタリが遠のき、おまけに北風が強くボートを流し、底を取っても流れるスピードが速く喰わしきれなく、風はこの後強くなる予報でしたので、納竿しました。

最終釣果

結果、手中にできたのは、ヒラメ40cm、マゴチ43cmで、小さいと言わずにうれしい釣果です。

修行中にしては上々です。型ものをばらしましたが、アタリもそれなりに出ていましたので、やっていることに大きな間違いはなさそうです。

しかしながら、アワセ方には課題が残りました。活きエサ釣りにヒラメ40という言葉がありますが、ルアーはヒラメの硬い口、マゴチはもっと硬い口にフッキングさせるシャープなアワセができていないと反省しています。ジギングとは違うシャープさが必須のようです。

ドラグ調整も含めて、学習が必要な本日の釣行でした。

当日の釣果(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

ヒラメもマゴチも美味

ヒラメもマゴチもとにかくきれいな白身で、刺身にするとそれはそれは上品な味です。寿しだねにすれば、いくらでも食べられそうで、マダイやヒラメの舞い踊りと歌にあるような豊かな美味しさを楽しめます。釣るのが難しいながらも釣らなきゃ食べられないので、ヒラメ修行は続けます。

砂地を探っていきながらガツンとアタリが出て、重みのある引きは、このサイズでもワクワクします。釣るためのノウハウ作り、狙いの潮とヒラメの居場所、そしてソフトルアーの動かし方、勉強です。

また、使う人の少ないスプーンで喰わすのも探究心でしょうから、寒ヒラメのシーズン、寒い朝にもってこいの近場の狙いものです。

<丸山明/TSURINEWSライター>

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