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「批判するのは違う!」AIがデタラメ観光紹介のニュースにカンニング竹山が独自見解

文化放送

野村邦丸アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・月曜日~金曜日9〜13時) 11月18日の放送は、月曜レギュラーのカンニング竹山が、故郷・福岡を巡るニュースについて私見を述べた。

邦丸「今日は竹山さん、どんな話?」

竹山「生成AIが実在しない観光名所を紹介したという、ひょんなニュースがありました。僕の故郷、福岡県福岡市が、県の魅力を紹介してくださいとある企業に頼んだら、その企業は生成AIにお願いしたわけです。生成AIっていうのは言葉とか文字をコンピューターに入れれば勝手に記事も書いてくれるっていうもので、それにお願いしたところ、生成AIが間違って、福岡市では存在しない「うみなかハピネスワールド」という施設を紹介したんです」

邦丸「えっ、ないの?」

竹山「ないです」

邦丸(笑)

竹山「あと紹介したのは「かしいかえん シルバニアガーデン」。これは2021年に閉園になってます。福岡県古河市の記事で紹介した「福津大自然公園」「鹿児島湾」「恋の浦海岸」はいずれも市内にない。というように、ないものをAIが紹介して問題になったということなんです。生成AIはすごいんだけど、まだこういうことも起こるから、人的チェックが必要になってくるんですよね。でも、これを批判するのは違くて、とある大学教授と喋った時、人間はこれから何を求められるかというと、答える力じゃなくて質問力だって言うんですよ」

邦丸「AIに対して?」

竹山「そうです。これからは仕事もすべてAIの時代になっていきます。何を質問するか、どういう質問をするかによって、AIが文章を書いたり資料を作ったりするので、そういう質問力をつけるのが、これからの学びだとおっしゃっていたんですね。だから質問力というか、ちゃんとやらないと、こういう存在しないものができちゃって、人的チェックをしないと「何やってんだ、これ!」ってことになって、結局、県とか市とか行政のイメージダウンにもつながるということなんです。その福岡市は今、昼間2時から夕方5時までの「2時5時問題」っていうのがあるんですよ。邦丸さん、明日から福岡ですよって言われたら嬉しくてしょうがないでしょ」

邦丸「嬉しい。ひゃっほう!」

竹山「そうなりますよね。なんで嬉しいかって言ったら、酒と飯。女性でも飯ですよ。酒、屋台、ラーメン、そういうイメージありますよね。夜の観光はそれでいけるじゃないですか。朝も、朝飯のうまい所とかちょっと調べますよね。朝から昼も楽しいですよね。でも、2時から5時、福岡市は観光資源がないんですよ。いや、あることはあるけど、グイグイ惹きつける物がない。例えば、天神っていう大きな町があります。でも、東京や大阪から来た人がわざわざ天神で洋服を買いますか?って話です。
こんなこと言ったらアレですけど、天神に売ってるものは東京でもあるじゃないですか。大阪でもあるからわざわざ行かないですよね。素敵なカフェも、東京や大阪にあったりするじゃないですか。その素敵なカフェを求めてくる地域の方もいらっしゃいますけどね。あとはペイペイドーム見る? 興味ある人はいいけど、ってなるでしょう。じゃあ太宰府天満宮は…福岡市じゃないんですよ。福岡市でどこ行くか? 海あるよ。いや、湘南・葉山と似てるな、とか(笑) 色々あって結局「2時5時問題」というのが起こっていて、さあ、そこでどうするのか?」

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