PayPayでお賽銭 稲毛神社が導入
稲毛神社(川崎区宮本町/市川和裕宮司)は昨年12月からPayPayを導入し、キャッシュレスでもお賽銭ができるようになった。
PayPayはPayPay株式会社が提供するキャッシュレス決済サービスで、主にスマートフォンを用いて料金を支払うことができる。多くの商店で利用できるほか、昨年12月から新たに神社仏閣にも導入され、全国では増上寺(東京都)や東別院(愛知県)などで既に利用可能。
参拝者にとっては、初詣や節分など参拝客が増加する時期でも参拝がしやすくなるほか、神社仏閣にとっては、現金を回収したり銀行へ振り込む手間を省く効果が期待される。
市川宮司は「お賽銭に使う小銭など、昨今現金を持たない人が増えているので、今後ますます社会的ニーズが高まってくることを見越した。導入も簡単で、手間はあまりなかった」と話す。現金ではないため、賽銭泥棒対策にもなるとも。実際の反響については「まだどんな年齢層の人が使っているかまではわからないが、確実に利用者は増えつつある。浸透するまで時間はかかると思うけど、業界内でも話題性は高いので、引き続き動向を見守りたい」と期待を込めて語った。