ゆる~い“風”がポイント! 小麦・たまご・乳製品不使用で誰でもおいしく【ゆるゆRaw】富山のロースイーツとパンの店
進学や就職、新生活など、季節の変わり目と年度の境目のWパンチで生活リズムが不規則になりがちな4月。健康のためにできれば食べるものにこだわりたいですが、そんな余裕がない…なんて人も少なくないのではないでしょうか。
そんなとき、疲れた心をリフレッシュさせてくれ、なおかつ体にもいいお菓子があるといいですよね。
富山市には、原材料にこだわったパンやお菓子の店があります。店の名前は、「ゆるゆRaw(ロー)」です。
体にやさしい…パンやお菓子のお店
店があるのは富山市秋吉。平和通りから立山方面へと向かう県道6号沿いで、今は休業中の「T&T Waffle ~petitecadeau~」があった場所で営業しています。
愛されたワッフル店を引き継いで 上市から富山へ
以前は上市町のスマートIC近くで営業していた「ゆるゆRaw」。
店主の松枝さんが「T&T Waffele」のワッフルと店主のファンで店に通っていた縁から、休業に際して店舗を使うことになったんだとか。
店内はこじんまりとしていますが、手入れが行き届いたカウンターやショーケースは長年愛されてきた店の歴史を物語っていて、初めて訪れてもどこか親しみや安心感を覚えます。
小麦やたまご、乳製品を使わない低カロリー&ヴィーガン対応
店内のショーケースには、焼き菓子やパンが10種類ほど並びます。
これらは小麦やたまご、白砂糖、バター、乳製品を一切使っていないのが特徴。代わりに使うのは米粉やココナッツシュガー、キャロブシロップなどです。
ココナッツシュガーはキャラメルのような風味や甘みがある甘味料。キャロブシロップは古くから地中海沿岸で栽培されているマメ科のキャロブという植物のさやを使って作られたシロップで、どちらも血糖値の上昇が緩やかだと言われています。
小麦や砂糖を使用せずに、低カロリーで加熱せずに作るロースイーツ。ダイエット中の人やヴィーガン、アレルギーがある人など、さまざまな人にオススメな体にやさしいスイーツと言われています。
おいしさには妥協しない! ゆるっと“風”で楽しみを
実は店長の松枝さんは、もともと小麦や乳製品を使ったスイーツが大好きなんだそう。ただ、小麦は体に合わず、たくさん食べることはできないため、小麦を使わないお菓子の店を探していたんだとか。
でも、県内には小麦や卵などを使わないスイーツの店は多くはなく、4年ほど前に自宅で作るようになったのが「ゆるゆRaw」のはじまりでした。
「材料を変えても同じ味を再現したい。おいしさは損ないたくない!」
そんな松枝さんのこだわりが「ゆるゆRaw」のスイーツには詰まっています。
たとえば、「濃いちょこケーキ」は小麦やたまごはもちろん、チョコケーキにもかかわらずチョコは使用していません。代わりにココアパウダーやココアバターを使い、チョコの風味を再現しています。
「おからこんにゃく肉まん風ベーグル風」は、肉の代わりにおからこんにゃくが使われています。ほんのりおからの香りはしますが、味はまさに肉まん。食べる前にあたためると、表面は香ばしく、中はなじみのあるベーグルのもっちりとした食感です。
ところで、気づきました?
「肉まん風」や「ベーグル風」のように「ゆるゆ」の商品には“風”とつくものがいくつもあります。
「厳密にはベーグルや肉まんとは作り方が違っているので…ツッコまれても“風”だったら大丈夫かなって」(松枝さん)
おいしさに妥協することなく、限られた材料や手法の中でしっかりと味を再現する“風”のスタイル。店名の通り、ゆるっとした気持ちで味わえば、体も心もおだやかでやさしくリフレッシュできそうですね。
【ゆるゆRaw】
住所 富山県富山市秋吉40-9 (休業中のT&T Waffle ~petitcadeau~ の店舗)
営業時間 富山店、上市店、イベントなどに出店
営業日はHP、Instagramをご確認ください
定休日 不定休