静岡県内の住みここちランキング6年連続1位!若者に“定住したい”と思わせる長泉町の取り組みとは
まちの「今」を知り「未来」へつなげる
静岡県内で街の住みここちランキング6年連続1位の長泉町。(※不動産会社アンケート調べ)
自然の豊かさと新幹線の利便性の良さが特徴のこのまちで、若者に向けたある取り組みが行われています。
26日まで行われている、地元の小学生から高校生が作成した、美術作品の展示会。
このイベントに手伝いで参加しているのが、まちが運営する事業『長泉未来人』の大学生です。
未来人は、若者がまちへの定住を考える、きっかけづくりにして欲しいと始まりました。
長泉に住む若者への奨励金のほか、学生には新幹線代の補助を行い、指定した事業に参加してもらうことで、まちとのつながりを作っています。
長泉町 こども未来課 松谷百華さん:長泉町は20〜24歳の人口が他の世代に比べて少ないという課題があり、若い方の定住を応援したく未来人という事業を登録し現在も続けております。
大学4年生の土屋さんは1年生のときから新幹線の支援金を利用し、長泉に住みながら都内の大学に通っています。
未来人 大学4年生 土屋心愛さん:三島駅から(東京の)大学までだとそんなに通学時間がかからずに行けるので、住むよりはコストも抑えられますし、そういう理由で決めました。
まちのことをより知ってもらい、好きになってもらうことが狙いです。
未来人 大学4年生 土屋心愛さん:今まで知らなかった長泉町の一面が見れたりだとか、大学生に対して金融知識を教えてくださったりする講座も受けられたりするので、すごく助かっています。
新幹線支援金利用者の半数以上は卒業後も長泉に住み続けているんです。
長泉町 こども未来課 松谷百華さん:これをきっかけに、長泉町のことをもっと好きになっていただいて、定住もひとつの選択肢として考えていただきたいなと思っております。
長泉の未来につながる取り組みです。
(2024年1月25日放送)