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かわさき市美術展 最優秀賞に千葉さん 中高生部門は笠原さんに

タウンニュース

千葉さんの平面作品『暮らし』

第58回かわさき市美術展の入選・入賞作品がこのほど発表された。最優秀賞に麻生区在住の千葉純子さん=人物風土記で紹介、中高生部門の最優秀賞であるコミュゼ川崎大賞に生田高校1年生の笠原さくらさん=多摩区在住=が選ばれた。

同展は川崎市の芸術文化活動の振興を目的とした公募展。市内在住・在勤・在学、市内で制作活動をする人から今回は376点の応募があった。

千葉さんが描いたのは平面作品『暮らし』。収穫後のニンニクを乾燥させる様子が力強く描かれている。「ニンニクの生命力を表現できればという気持ちでつくり上げた」と語り、初の最優秀賞受賞を喜んだ。

笠原さんは、平面作品『私』で受賞。生田にあるすずき造形絵画教室に通う笠原さんは、2023年の春頃から約1年をかけて制作に取り組んできた。自身が絵を描く姿をスマートフォンの画面の中に表現した。今まで飼っていた猫や金魚、カブトムシ、そしてイチゴアメなど、好きなものを作品内に詰め込んだ。加えて遊園地の乗り物やかき氷など、家族や友人との記憶を呼び覚ましたものも入れた。笠原さんは「今まで出合ってきたものを自由に、自然に描いた作品」と思いを話す。

2月27日(木)までミューザ川崎シンフォニーホール4階企画展示室に入選86作品が並ぶ。千葉さんと笠原さんの作品を含む入賞作品45点は3月1日(土)から8日(土)まで見られる。午前9時30分から午後5時(最終入場4時30分)。8日は正午(最終入場11時30分)まで。入場無料。(問)事務局【電話】044・712・2800

笠原さんの平面作品『私』

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