【鎌倉 イベントレポ】図工の時間〜4つのおはなし - 手づくりの原点にかえる時間
鎌倉駅西口を出て、御成通りを歩くと見えてくる「葉っぱ小屋」。
いつ訪れても、季節ごとにテーマが変わる店内は、まるで小さな美術館のようで楽しみなお店です。
ワクワクしながら店内へ
今回も、扉を開けた瞬間に思わず「わぁ…」と声がこぼれました。
きれいなエメラルドグリーンの壁。
壁の絵の描きかえは、二人展の akemaruさんにも、参加して塗ったそうです。
さすが作家さん、塗り方も可愛らしくて素敵ですね。
図工の時間〜4つのおはなし
展示タイトルは「図工の時間〜4つのおはなし」。
お針子、もじゃ、食いしん坊、みどりの子という4つの物語が、店内のあちこちで展開されています。
まず目を引くのは、happa doさんの《お針子たちの小さなオブジェ》。
糸巻きの上にちょこんと座り、お気に入りのボタンを抱えたお針子たち。
表情が一人ひとり違っていて、眺めていると小さな世界の物語が聞こえてくるようです。
陶土で作られたお針子たちも展示されており、その素朴で温かな質感がたまりません。
もじゃとみどりの子ちゃんも元気いっぱいです。
さらに、マフラーストールを身にまとった熊さんも登場していて、ふわりとした毛糸の柔らかさと相まって心がほぐれます。
ちっちゃい子たちがたくさんいてずっとみていたくなります。
私はこの個性様々なワンちゃんたちが可愛くて癒されました。
葉っぱ小屋の店主・葉子さん
葉っぱ小屋の店主・葉子さんは、作家として「happa do」という屋号でモビールやオーナメントを制作されています。
もともとはアトリエショップとして始まった葉っぱ小屋ですが、お店を続けるうちに「ギャラリー」「手芸屋」「アートショップ」としての役割がどんどん広がっていったそうです。
akemaruさんとの出会い
akemaruさんとの出会いは、数年前から。
再び創作の時間を取り戻そうとしていた頃に、たまたま創作についてakemaruさんとじっくりお話しする機会がありました。
お互いにいつも創っているもの以外に、実は絵を描いたり、粘土細工のオブジェなどを密かに創っているなど…。
共通する部分がたくさんあったそうです。
創作のことで盛り上がって、図工みたいな感じで、なんでもやってみる会を作ってみよう!ということで、『図工の時間』がはじまりました。
第1弾の「わたしたちのものづくり」
第2弾の「とりのおはなし」
そして今回の第3弾「4つのおはなし」へとつながっています。
展示にストーリー性があり、全部行ってみたくなりますね。
お店の一角には、今回のDMにもなったお針子のオブジェが展示されていて、小さな部屋のような空間がとても可愛いです。
童話の中の1ページを覗いているような気持ちになります。
展示全体は、まるで“創る喜び”そのものが形になったよう。
誰もが子どもの頃に感じた「作るって楽しい」という純粋な気持ちを思い出させてくれます。
店内の空気もとても穏やかで、私は来たときは、笑顔で作品を眺め、「可愛いね」と声を弾ませていました。
作品を通して、作家さんたちの“創作の原点”に触れられるような、そんなあたたかい展示です。
2025年11月9日(日)まで開催していました。
鎌倉散策の途中に、ぜひ立ち寄ってみてください。
エメラルドグリーンの壁と、手仕事のやさしさが迎えてくれる“図工の時間”が、きっとあなたの心にも残ります。
図工の時間〜4つのおはなし
開催日時
2025年10月25日(土)~11月9日(日)
12:00〜17:00 (最終日 16:00)
お休み : 10月27日、29日、11月4日、5日
開催場所
葉っぱ小屋
〒248-0012 神奈川県鎌倉市御成町11-10 2F
参加費
無料
主催
葉っぱ小屋