外国人旅行者に人気の『温泉地ランキング』が発表されてる。兵庫県は「有馬温泉」と「城崎温泉」が上位ランクイン
ナビゲーションアプリなどを手がけるNAVITIMEが、訪日外国人旅行者が訪れている「人気の温泉地ランキング」を発表しました。兵庫県関連では「有馬温泉」と「城崎温泉」が選ばれています。
訪日外国人旅行者の市場別人気温泉地トップ5では、神奈川県「箱根湯本温泉」が欧米豪1位(アジア2位)、大分県「湯布院温泉」がアジア1位に選ばれました。
兵庫県関連では「城崎温泉」が欧米豪3位、「有馬温泉」が欧米豪4位とアジア5位にランクインしています。
韓国/中国/オーストラリアの国別滞在者数ランキングも発表。兵庫県関連では「有馬温泉」が韓国からの旅行者から人気を集めたようです。
韓国からの旅行者は福岡空港での入港が23%と、関西国際空港に次いで多いみたい。
由布院温泉/金鱗湖
湯布院温泉観光協会によれば「由布岳の麓にある金鱗湖は、湖の中に立つ鳥居や、秋から冬の早朝に朝靄に包まれる景色の写真がSNS等で話題になり、外国人旅行者に人気」なんだとか。
中国では和歌山県の「南紀白浜温泉」や「南紀勝浦温泉」が人気を集めているようです。
南紀白浜温泉 崎の湯/白良浜
白浜町観光課によると「以前からアジア圏、特に中国からの旅行者が多かったが、2024年は段違いに増えた。特に白良浜は中国だけでなく欧米豪の旅行者からも人気で、海水浴シーズン後もにぎわっている」みたい。
朝8時前から入浴に訪れる旅行者もいるほどなんだそうです。
オーストラリアからの旅行者は、神奈川県や長野県、北海道の温泉地をよく訪れているんだそう。
トップ5の温泉地はいずれも「スキー場が隣接している」ということが共通点みたい。
野沢温泉/ニセコユナイテッド スキーリゾート
野沢温泉マウンテンリゾート観光局によれば「オーストラリアでは夏の時期に日本は冬を迎えるため、夏季休暇を利用して訪れる旅行客が非常に多い。冬季のピーク時は、月単位の長期滞在者や、ワーキングホリデーを活用して就労する人など、”野沢温泉村の村民”のように過ごす人もいるほど」なんだそうですよ。
分析内容
・2023年11月~2024年10月に、訪日外国人旅行者が滞在した温泉地の滞在数を分析
・本分析には、ナビタイムジャパンが提供する訪日外国人観光客向けナビゲーションアプリ(『Japan Travel by NAVITIME』)から同意を得て取得したインバウンドGPSデータと属性アンケートを用いています。
・「滞在」の定義は、ナビタイムジャパンが日本経済新聞「日本百名湯」を参考に、独自に調査をした温泉地を地図上で区切ったエリア(ポリゴン)内に30分以上連続して測位が確認された状態です。
アジア圏の旅行者は「直行便が就航している空港からアクセスしやすいエリア」、欧米豪からの旅行者は「主要空港から少し離れた中部や日本海側のエリアも人気」と、国ごとに異なる傾向に。来春から神戸空港が国際化される予定で、海外航空会社が続々就航を表明しているので、兵庫県や神戸市を訪れる旅行者が増えそうですね。