47cmギガアジ堂々浮上!【大阪】DEEPバチコンアジングで大型アジが船中連発
DEEPバチコンアジングに出かけた筆者。47cmのギガアジを見事キャッチ成功!船中連続ヒットとなった釣行をレポートします。
DEEPバチコン釣行
2025年10月13日午後13時、大阪府岬町・淡輪漁港を拠点に出船する人気遊漁船「白墨丸・紅丸」にて、秋のバチコン釣行に出かけた。今回のターゲットは食味抜群のアジ。
秋山船長が考案した、40号前後のオモリを使って極小アタリを掛けるテクニカルな釣り「DEEPバチコン」で、「お昼にアジを釣って、晩御飯にアジを食べよう!」の合言葉のもと、DAYバチコンを満喫した。
バチコンとは?
バチコンとは「バーチカルコンタクト」の略で、船から真下に仕掛けを落とし、アジの繊細なアタリを捉える釣法。特にDEEPバチコンでは、重めのシンカー(40号前後)を使い、ゼロテンション(ゼロテン)と呼ばれる状態で仕掛けをステイさせることで、アジの微細な反応を感じ取る。
アジは吸い込むようにワームを咥えるため、ラインテンションが抜けた状態でのステイが基本となる。アタリを感じたら即アワセだが、掛けるタイミングは非常にシビアで、まさに「技術勝負」の釣りだ。
30cm級中アジ狙いからスタート
13時に出船し、約30分で最初のポイントに到着。まずは乗船者全員がお土産を確保できるよう、中アジサイズ以上が狙えるポイントからスタート。中アジというがサイズ的には30cm前後の良型である。
タックル
筆者のタックルは、バチコン・イカメタル兼用のMクラスロッドに、150番のベイトリール。ラインはPE0.8号、仕掛けはイッセイ海太郎の2本バリ仕様で、ハリス3.5号。ワームはイージーシェイカーのピンクと紫、シンカーは船指定の40号を使用。
ひと流し目からアジ連発!
船長の合図で仕掛けを投入すると、ひと流し目から乗船者の竿が次々に曲がり、アジの活性は上々。筆者も順調に数を伸ばし、ダブルヒットも頻発。2桁を超えたところでギガアジ狙いに移動したが、潮が0.3ノットとほぼ動いておらず、しばらく様子を見た後、再び最初のポイントへ戻ることに。
45cmギガアジが登場!
戻った直後、乗船者の一人がいきなり45cmのギガアジを釣り上げ、船内に歓声が上がった。「これは来たぞ!」と声が上がり、釣り人たちは一斉に仕掛けを見直し、ワームのカラーやサイズを調整。船長も「良い群れが入ってきた」と笑顔を見せ、船全体が期待感に包まれた。
筆者も45cmギガアジ!
筆者もすぐさまワームを2.5インチから3インチにサイズアップし、上下ともにピンクに統一。中乗りさんから教わった基本動作、着底後にシンカーを底から約20cm持ち上げ、ワームを漂わせるようにステイ。3秒静止、大きく上下に動かし、再びステイを繰り返す。
数回のアクションの後、ロッドティップがわずかに震えた。即アワセを入れると、ドラグが鳴り響き、ロッドが大きく弧を描く。これまでの中アジとは明らかに違う重量感。慎重に巻き上げ、数分の格闘の末に姿を現したのは、丸々と太った45cmのギガアジだった。
47cmサイズアップ!
2流し目でも同様のアクションで、さらにサイズアップした47cmのアジを追加。周囲でも「ドラグ鳴った!」「これは大きい!」と歓声が上がり、船上はまるでお祭りのような盛り上がりに。ギガアジ特有の力強い引きは、まるで青物のようで、釣り人の腕と集中力が試される瞬間だった。
ギガアジは美味!
釣行後、ギガアジを刺身でいただいたところ、脂が乗っており非常に美味。翌日には一日寝かせたアジを食したが、身が柔らかくなり、また違った美味しさを楽しめた。釣って楽しく、食べて美味しい秋のバチコン。
テクニカルな釣りとはいえ、船長や中乗りさんの丁寧なサポートがあるため、初めてでも安心して挑戦できるのが白墨丸・紅丸の魅力。この秋、あなたもバチコンの世界に足を踏み入れてみてはいかがだろうか。
釣行動画を見る
<本間興貴/TSURINEWSライター>