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障がい児のためにスイッチオン! 船橋、行徳の「おもちゃ病院」が新たな支援【船橋市・市川市】 

チイコミ!

障がい児のためにスイッチオン! 船橋、行徳の「おもちゃ病院」が新たな支援【船橋市・市川市】 

おもちゃ病院とは全国各地に開院している、ボランティアでおもちゃの治療(修理)を行う病院。

船橋市と市川市行徳のおもちゃ病院では、障がい児のために遊び支援を始めました。

自分で動かす喜びを届けるために

本八幡に住むある3歳の男の子は、重い身体障がいのためにおもちゃを自分で操作できず、心から楽しめなかったそうです。

そこで男の子のお母さんがおもちゃ病院に相談すると、本体にジャック(外部スイッチ用端子)を取り付け、自分で軽く押せる独自の外部スイッチを製作してくれました。

自ら操作して動き出すおもちゃに、「自分で動かせた!!」と男の子は大喜び。お母さんは「自分の動作でおもちゃが動くことで手を動かす喜びを感じ取ってくれました」と話します。

自分でスイッチを入れると動き出したおもちゃに笑顔を見せる本八幡の3歳児(保護者提供)
ドクターが作製したスイッチ(保護者提供)

「既成のおもちゃをカスタマイズして使えるので、遊びの可能性が大幅に広がり、親としてとてもうれしい」と感謝。

作製されたスイッチをつないだおもちゃ(保護者提供)

将来的な機能向上効果にも期待が持てるといいます。

国分寺から全国に広がった支援活動

元々、国分寺おもちゃ病院(東京都国分寺市新町3の22の23)の院長・角文喜(すみふみよし)さんが、障がい児のためにおもちゃにジャックを取り付ける活動をしており、日本おもちゃ病院協会が「障がい児の遊び支援活動」として角さんの活動を全国の会員に呼び掛けました。

障がいのある子どもたちのために開発されたおもちゃスイッチの図解(日本おもちゃ病院協会提供)
障がいのある子どもたちのために作られたいろいろなスイッチ。(左から)棒スイッチ、面スイッチ、指スイッチ

今では全国48のおもちゃ病院と8人のおもちゃドクターに活動の輪が広がっています。

おもちゃ病院は公民館などで定期的に開催。

おもちゃ病院の障がい児の遊び支援担当は「障がいのあるお子さん、ご家族におもちゃで遊ぶ楽しさ、喜びを伝えたい」と熱く語りました。(取材・執筆/マット)

問い合わせ
メールアドレス/seigou.fthp@gmail.com ふなばし「おもちゃの病院」松永
        gyotoku.toyhospital@gmail.com 行徳おもちゃの病院・木﨑
開催場所など詳細はこちらから
ホームページ/https://funabashtoyhospital.web.fc2.com/ ふなばしおもちゃの病院
       https://gyoutoku-toyhospital.jimdofree.com/ 行徳おもちゃの病院

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