「ノーランの演出を見るためだけに、本気で」親友マット・デイモンが出ているノーラン最新作の現場に行ってみたいベン・アフレック
映画監督は、マーティン・スコセッシやスティーブン・スピルバーグに並ぶ「偉大な映画製作者」だ──。俳優ベン・アフレックが、最新作『オデュッセイア(原題)』のセット訪問に意欲を示した。
『AIR/エア』(2023)や『アルゴ』(2012)など自らも監督業に取り組んできたアフレックは、長年の親友マット・デイモンについて、「彼は僕よりも早いうちから、どの映画に出るかを決めるときに監督を基準として考えることを知っていた。とても賢明でした」と米にて語っている。
その言葉通り、デイモンがこれまで組んできたのは、スピルバーグやスコセッシをはじめ、クリント・イーストウッド、リドリー・スコット、スティーブン・ソダーバーグ、テリー・ギリアム、ポール・グリーングラスをはじめとするそうそうたる顔ぶれだ。ノーラン作品に出演するのも、『インターステラー』(2014)(2023)に続いて3回目となる。
「僕がスコセッシやスピルバーグの映画に出ないと言っていたわけではないですよ」とアフレック。「僕たちはそれぞれのチャンスに恵まれて、それらの影響を受けるんです」。親友が参加しているノーランの撮影現場にも興味津々だ。「スピルバーグは偉大な映画製作者で、クリス・ノーランも同じだと思います。ノーランの演出を見るためだけに、セットにいるマットを訪ねるかもしれません。本気ですよ」。
ちなみに秘密主義で知られるノーラン作品だが、デイモンはアフレックに対していくつかの話をしていたよう。「彼はノーランの映画に出るので、スタントのリハーサルをたくさんしていましたよ」と明かしている。デイモンが演じるのは、トロイア戦争の英雄オデュッセウス役だ。「その話を聞いて、“久しぶりじゃないか”と思ったんです。格闘を学ばなければいけないなんて、『ボーン・アイデンティティー』みたいだなって」。
クリストファー・ノーラン新作『オデュッセイア(原題:The Odyssey)』は2026年7月17日に米国公開予定。
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