すごい塊が出てきた…。ドラム式洗濯機にエラー表示が出たときの“原因”と“掃除テク”
毎日のように使う洗濯機。いつものように洗濯していたら、急にエラー表示が出て焦ってしまうことはありませんか? そこで今回は、お掃除のプロおそうじダイアリーさんに、「ドラム式洗濯機にエラーが出たときの原因と掃除術」について教えていただきます。
教えてくれたのは……おそうじダイアリーさん
関東エリアを中心に、洗濯機分解清掃を行っている掃除のプロ。年間約600台近くの洗濯機をきれいに清掃している。YouTubeチャンネルの「おそうじダイアリー」では、家庭でできるかんたんな掃除方法を発信中。
ドラム式洗濯機のU11エラーとは?
今回は、ドラム式洗濯機のエラーが出たときの原因と解消方法をご紹介します。U11エラーはドラム式洗濯機でよく起こるエラーのひとつで、排水エラーです。今回掃除をした洗濯機は、このエラーが出てスタートボタンを押しても途中で止まり、脱水ができない状態でした。
原因は排水ホースの詰まり
排水ホースを外してから中に水を流したのですが、片方から水が出てこない状態です。おそらく、排水ホースの詰まりがエラーの原因になっているようです。排水ホースの汚れが気になっていても、なかなか掃除がしにくいもの。今回は、排水ホースを掃除していきます。
「排水ホース」の掃除術
使用するもの
・塩素系の洗剤(カビキラーなど)
・ぞうきん
・ゴム手袋
準備
洗濯機内を空の状態にし、安全のために洗濯機の電源を切ります。洗濯機下の排水口から、排水ホースを外してください。
※ホース内に水が残っているときは、流れ出る場合もあるので注意しながら作業をしてください。また、排水ホースを無理に外すと戻せなくなる場合もあるので、無理のない範囲で行ってください。
手順1.蛇口から排水ホースの中に水を入れる
排水ホースの左右を持ち上げて、中の水がこぼれない状態にします。排水ホースの片方の口から、水を入れます。
手順2.排水ホースを左右に振る
排水ホースの中の水がこぼれないようにホースの左右を持ち上げて、左右に振ります。何度か排水ホースを振った後、逆さにして、中に詰まった汚れを出します。
手順3.排水ホースに水を流す
排水ホースの片方から水を流し、詰まりが流れ落ちるのを確認します。
手順4.除菌洗浄をする
排水ホースの中に洗剤(塩素)を流し込みます。さらにお湯を加えて、排水ホースの中が満たされる状態になるようにします。排水ホースの左右を持ち上げて振ります。内部に浸透させ、しばらく放置します。
※換気扇を回す、ドアや窓を開けるなど、しっかりと換気を行って掃除をしましょう。
手順5.洗剤をしっかりと洗い流す
排水ホースの片方から水を流し、しっかりと中の洗剤を流します。ぞうきんで水気をしっかりと拭き取りましょう。最後に排水ホースを取りつけて、掃除が完了です。
糸くず詰まりは発生しやすい
ドラム式洗濯機の糸くずエラーは、機種を問わず、洗濯機のさまざまな場所で多く発生します。進んでしまうと、排水口の詰まりや下水管の詰まりが起きる原因につながります。排水口から水があふれ、床が水浸しになる可能性もあるんです。定期的に洗濯槽クリーナーを行い、洗剤を流すことで予防にもなります。洗濯槽クリーナーの使用やこまめなフィルターのお手入れは重要なので、定期的に行ってください。
※こちらの記事は元画像の提供者さまより許可を得て作成しています。
ayako/ライター