匠の技が光る! 見た目もかわいい和スイーツ3選【大阪・兵庫・奈良】
人気連載「水曜15時のあまいもん」担当の編集チームが「これも食べたい!」と追加オーダーしたお菓子を紹介するおまけコーナーのなかから、おすすめをピックアップ。
今回は、見た目もかわいい! 絶品の和スイーツ3品をセレクト。繊細な手仕事で丹念に作られた唯一無二の味わいに、うなること必至です。
( Index )
レトロなパッケージは、プチギフトにも最適!大和茶との相性もばっちり! 和洋の垣根を越えた甘味老舗のフレンチレストランのマダムが手がける、圧巻の金平糖
レトロなパッケージは、プチギフトにも最適!
琴城ヒノデ阿免本舗 久保商店「ヒノデ阿免」(兵庫)
4粒に割りやすいよう、1本に3つの筋が入れてあります。
『関西名物:上方みやげ』の著書を持つライターの団田芳子さんが推してくれたのは、兵庫・尼崎で150年近く続く老舗が作る「ヒノデ水飴」。店内に並ぶ商品は2種類だけで、もうひとつの「ヒノデ阿免」はお土産にもぴったり。
一箱(5本入り)650円
水飴に砂糖を加えて固めてあり、パキンと割って、口の中でゆっくり溶かして楽しみます。飴色がきらきらと光る、ありそうでない四角い飴は、どこか懐かしい、米飴同様、上品な甘さです。(記事より)
薬のパッケージを思わせるようなレトロなパッケージは、ちょっとした手土産にも最適。個包装の5本の飴も、箱の中で、さらにていねいに紙で包まれていますよ。
大和茶との相性もばっちり! 和洋の垣根を越えた甘味
大和茶カフェ 茶樂茶 SARASA「季節の上生菓子と抹茶」(奈良)
「寧楽菓子司 中西与三郎」製 季節の上生菓子660円。写真は、きんとん製の花てまり。きんとんの中はこしあん、周りに錦玉羹(きんぎょくかん)をちらしてあります。
奈良で生まれ育ち、長く茶道を嗜んできた店主の石川由実子さんが、平安のころより続く故郷の日本茶“大和茶”にスポットを当てて、2020年に構えた大和茶カフェで、とっておきの和スイーツを発見。
大和茶に合わせた通年の甘味は、シフォンケーキ、紫芋モンブラン、みたらし団子など、和洋の垣根を越えてスタンバイ。季節の上生菓子は、同じならまちで、大正2年から続く老舗和菓子店「寧楽菓子司 中西与三郎」のものをセレクトしています。一緒に添えた、ひと口サイズの抹茶シフォンには奈良県産の卵を使っていて、奈良へのこだわりが随所に感じられます。(記事より)
目の前で点ててくれる抹茶とともに、豊かなひとときを過ごしてみては。
老舗のフレンチレストランのマダムが手がける、圧巻の金平糖
ミチノ・ル・トゥールビヨン「フランスの金平糖」(大阪)
「フランスの金平糖」1袋550円
関西フレンチ界の巨匠、「ミチノ・ル・トゥールビヨン」の道野正シェフのマダム、祐子さん手がけるスイーツは、知る人ぞ知る人気アイテム。スパイスやハーブを使った焼き菓子やチョコレートを詰めたスイーツセットが人気ですが、ハーブを使った金平糖も名品です。
小さいけれど非常に手間のかかる金平糖ですが、なんと祐子さんの手作り。しかも、こちらにも、ハーブを使っているんです。金平糖は、核となる材料に糖蜜をかけては乾かし、かけては乾かしを繰り返し、イラと呼ばれる角を作り、仕上げていきます。(記事より)
なおこちらの金平糖は、お店に足を運べば、予約なしで購入できますよ!
写真/吉村規子